椙山女学園女子教育宣言

 椙⼭⼥学園は、これからも⼥⼦教育を堅持します。

 椙⼭⼥学園は、「⼈間になろう」を教育理念としています。「人間」という概念は、近代ヨーロッパのヒューマニズムに端を発し、自分らしく生きる個であり、同時に他者と協働する個を意味しています。しかし当時、「人間」は暗黙のうちに男性を指すものと想定されていました。椙⼭⼥学園は、⼥性の視点で「⼈間」を捉え直し、⼥⼦教育へと発展させてきました。私たちは、この教育理念に基づき、⼥⼦教育において、他者を尊重し⾃分を⼤切にできる⼥性を育んでいます。

 椙⼭⼥学園は、創⽴以来「⼥性により⾼い教育の機会を提供する」ために、⼀貫して努⼒を重ねてきました。現代においてもそれは意義があり、⼥性のための学びの維持は私たちの使命です。⼥性がさらに社会や企業の意思決定に参加し、責任ある仕事に就くことを東海地域で推進することに貢献していく学校が、今こそ必要です。そして、教育の場から社会へのトランジションと、それ以降の⼥性の⾃⽴と社会参画を応援することも、私たちの役割だと考えます。

 社会の無意識の偏見が浸透しにくい女子教育の場において、児童・生徒・学生たちは、代替不可能な個として、日々、恐れることなく挑戦し、試行錯誤を重ねています。椙山女学園は、一人ひとりの女性が必要とする教育を提供することで、自己への深い理解を促し、それを卓越した個性へと昇華させる歩みを支援していきます。卒業生がいずれ社会の見えない壁を颯爽と飛び越えられるよう、教育機関として一層の努力を続けます。

 椙⼭⼥学園は2030年に創⽴125周年の節⽬を迎えます。私たちは、変わらぬ教育理念を礎に、ますます⼥⼦教育を進化させ、新たな未来を切り拓いてまいります。
 
2026年5⽉             
学校法人椙⼭⼥学園
  理事⻑ 椙⼭泰⽣