ものづくりを実現させるための充実した制作環境・実験設備が整っています。

設計・制作を行うためのスペースはもちろん、ものづくりに欠かせない各種実験設備(色彩、人間工学、材料、化学、環境、構造)も充実しています。
また、アイデアを形にするための最新のソフトウェアやデジタル工作機械など制作を支える設備が整っています。

生活科学部棟

生活環境デザイン学科が主に使用する建物で、研究室や講義室、アパレル分野の実験・実習室があります。
また、ラウンジやカフェ、テラスなどもあり、学生が多くの時間を過ごします。

ラウンジ・カフェ

生活科学部棟1Fにはカフェが併設された開放的な学生用ラウンジがあり、昼食、休憩、自習をするなど学生たちの憩いの場となっています。

大講義室

  • 200名以上を収容する大講義室から小講義室まで多くの講義室があり、さまざまな授業が開講されています。

テラス

  • 学部棟の前には広々としたテラスがあり、晴れた日には昼食や休憩に使用しています。

PCコーナー

  • 自習用のPCを備えたスペースで、7:30-21:00まで自由に使用できます。

設計制作室

卒業研究等で使用する制作スペースです。吹き抜けのガラス張りになっており、名古屋市内を望む開放的な空間となっています。

アパレル設計制作実習室

アパレル制作実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを中心に1~3年生の実習授業で使用します。縫製は職業用ミシンで1人1台、また十分な作業スペースを確保し、少人数教育を実施しています。

職業用ミシン、ロックミシン、1/2ボディ

1年次~3年次に入っているアパレル制作実習Ⅰ、Ⅱ.Ⅲで利用するミシンやロックミシンです。1/2のボディは3年のファッションプレゼンテーションの授業における展示に用います。

プレス機

平面の芯貼りや折り目付けなどに使います。

ボタンホール専用ミシン

本格的なジャケットなどに用いられるはと目穴ボタンホールを作る専用機です。

ボディ各種

ボディは展示やドレーピングだけでなく制作過程における表地と裏地のつり合いや各パーツの分量の確認などにも使います。各種あり、ここには、和服用、パンツ用、洋服用、水着用などが並んでいます。

和裁用用具

2年次の伝統衣装実習で浴衣制作を行うためのコテをはじめとした和裁用用具一式です。

滴下式アイロン&バキューム式アイロン台

本格的なきれいなアイロン仕上げのためのプロ仕様のアイロンとアイロン台。

意匠・色彩学実験室

アパレルデザイン実験、アパレル色彩学実験などの授業で使用します。標準光源装置、測色器などをはじめとした色彩関係の設備や機器や資料が設置されています。

標準光源装置

色を使用した製品を制作、製造する過程で、色を正確にチェックし評価することは、色彩管理の上で大変重要です。これら標準光源装置は各種の照明を選択して正確な色評価のための観察環境を提供し、色合わせをするための装置です。

100hue testとバリアントール

100hue testは明度・彩度をそろえた100色相の色コマを色相順に並べていくことで、微妙な色の違い(CIE色差1単位レベル)を判断する能力を調べることができる検査器です。またバリアントールはP型・D型の色覚異常者の見えを再現できるめがねです。

色彩能力テスター

微少な色の差について、どの属性(色相・明度・彩度)がどの程度違うのかという「質や量」まで判断できる識別能力を養成することが出来るものです。

分光測色計

私たちの身の周りにはさまざまな色が満ちあふれており、これらの商品を差別化するために色管理は重要な要素となっています。それに伴い、測色計の活躍場所は、開発や品質管理から生産現場へと加速度的に広がっています。この測色計は光学設計技術と信号処理技術により、高性能はそのままに小型.化・軽量化したもので、さまざまな現場で手軽に正確な色の測定ができます。

色立体

PCCS(日本色研配色体系)およびマンセル表色系の色立体模型です。色空間全体を一目で見ることができるようになっています。

PANTONE color Specifier paper

世界で使用されている色見本張のひとつでアパレル、デザイン、印刷、プロダクト製造工程の色指定として使用されています。

NCS (Svensk Standard SS 19102)

NCSはスウェーデンの工業規格に定められている表色系であり、北欧においてよく使用されている標準色票です。

JIS標準色票

マンセルの表色系を基準値とした、世界をリードする色のスケールであり、JIS規定に基づく正確な色票です。

人間工学・材料学共同実験室

人間工学実験では人体寸法や人の動作にかかわる種々の測定を行い、材料学実験では繊維、糸、布等の構造の観察や物性などの実験を行います。

カストム式織物摩耗試験機

布の平面摩耗試験、屈曲摩耗試験、折目摩耗試験を行います。

ペグボードなど

ペグボードテストと言われ、上肢の機能訓練に使われるリハビリ用として利用されるものです。人間の機能や集中力などを計測します。

ゴニオメーター

アパレル人間工学実験では人体の傾斜角度などを測る角度計として使用します。人体の前屈・後屈動作時の前傾・後傾の傾斜角度などを計測します。

マルチン式人体計測器

各分野で共通に利用される1次元人体寸法(主に長さ)をはかる機器。身長、肩幅、胸囲など高さ・幅・周径を計測します。

フットプリンター

人体を支える足の形を直接型取りができる機器です。人間工学からは足の形に適した靴の選択情報などを得ることができます。

非接触3次元人体計測器

マルチン式人体計測器の1次元直接人体計測に対して、約11秒で瞬時に人体の3次元形状を計測できる機器です。人体の曲面形状の把握から約100項目の長さなどの寸法も計測ができ、これからの個別対応の衣服生産や仮想着装シミュレーションによる衣服設計のための情報が得られます。

テンシロン万能試験機

布や繊維材料の引張り試験を行います。

ドレープテスター

布のドレープ性を計測します。

ズーム実体顕微鏡、実体顕微鏡、LCDデジタル顕微鏡

倍率を高めて織物、糸、繊維を観察します。

織物通気性試験機(フラジール形)

布の通気性試験を行います。

万能投影機

倍率を高めて糸のXY方向の幅、長さや撚り角度等を高精度に測定します。

バイレック法吸水性試験機

布の吸水時間を測定します。

水分計

水分率の時間変化を表示します。

水分計

水分率の時間変化をグラフ表示します。

直示天秤

材料の重量を測定します。

KESーF8通気性試験機

布や繊維材料の通気性を計測します。

実験室・資料保管室

衣料管理士に関連する専門図書や資料が保管されています。また、力学特性等の測定を行うことができます。

冷温感テスター

布の熱移動速度の計測を行います。

圧縮試験機

布や繊維材料の圧縮試験を行います。

引張り試験機

布や繊維材料の引張り試験を行います。

引張り試験機

布や繊維材料の引張り試験を行います。

KESーFB3圧縮試験機

布やフイルムの圧縮特性を計測します。

KESーFB1引張り・剪断試験機

布の引張り・剪断特性を計測します。

KESーFB4表面試験機

布の表面特性を計測します。

KESーFB2純曲げ試験機

布やフイルム、糸の曲げ特性を計測します。

KESーF2純曲げ試験機

布やフイルム、糸の曲げ特性を計測します。

化学実験室

繊維染色学実験とアパレル整理学実験において使用します。関連実験機器、耐薬品実験台や揮発性薬品を安全に取り扱うためのドラフトなどが整備されています。

赤外線加熱式回転ポット染色試験機

スワッチサイズの布を染めることができる染色機です。ポットごとに別々に温度や時間の設定ができるので、いろいろな条件での染色が行え、実験で活躍しています。

洗濯試験機(ラウンダーメーター)

染色された布の洗濯による 色落ちや色移りを調べるための機器です。いろいろな製品規格に従った試験を行うことができます。

学振形摩擦試験機(摩擦試験機Ⅱ形)

染色された布がこすれることで起こる色移りを調べるための機器です。乾いた布や水で濡らした布を試験機につけて、染色布をこすることで色の移りやすさを調べます。

6階廊下展示室

研究室が並ぶ6階の廊下には、授業の参考作品や各研究室の卒業研究などが展示され、学科の学びを知ることができます。

  • アパレル系助手室
    アパレル分野の助手が2名在室しています。学生の皆さんの大学生活をサポートしています。授業や課題提出、大学生活で困ったことなど、気軽に相談することができます。

  • 研究室
    学生用スペースと教員用スペースが隣接して繋がっているため、教員へ気軽に相談ができる環境となっています。

クリプトメリア館・EX 棟

学科のコンピュータ室やインテリア、建築分野の実験・実習室があり、設計・制作・実験といった作業を行う建物です。
学科スタッフがいるので、安心して利用することができます。

製図室

主にインテリアや建築分野の実習授業で使用し、図面を描いたり、模型を制作します。授業がない時間は、自習用の制作スペースとして使用できます。

参考作品コーナー

  • 設計に取り組む学生が参考にできるよう、実習授業の優秀作品を保管・展示しています。

インテリア・建築系雑誌コーナー

  • 建築やインテリア系の最新号とバックナンバーが豊富に揃っています。貸し出しも行っており、授業や卒業研究の事例収集に役立ちます。

PC教室(クリプト201)

クリエイティブな作業に必要なAdobe Creative Cloudやアパレル3DCAD、プロダクト系3DCAD、建築BIM、CGソフトなど最新のソフトウェアが使用できる高性能なPCが整った環境です。

スキャナー

大型のスキャナーです。パターンなどをスキャンします。

テキスタイルプリンター

生地にプリントする機械です。オリジナルのテキスタイルを制作します。

カッティングプロッタ

紙やシートを自動でカットする機械です。パターン制作に使用します。

自習用PC教室(クリプト206)

自習用の高性能なPCだけでなく、3Dプリンタ、UVプリンタ、CNC切削加工機といったデジタル工作機械を整備し、ものづくりをサポートします。

テープクリエイター

デジタルデータをもとにオリジナルのテープやリボンを作成するプリンター。

3Dプリンタ(FDM)

生熱可塑性樹脂を細いノズルの先端から押し出して、積層造形するデジタル工作機械。

3Dプリンタ(光造形)

液体の光硬化性樹脂にレーザー光を照射し、硬化させて積層造形するデジタル工作機械。

3次元切削加工機

回転する切削工具をコンピュータで制御して、3次元切削するデジタル工作機械。オートツールチェンジャーが付いているので、切削条件に合わせて自動で切削工具を変えることができます。

3Dスキャナー

対象物に光を照射し、光の歪み方などをもとに対象物との距離を測定し、3次元形状を取得する装置。

真空成形機

加熱軟化させた熱可塑性樹脂のシートを、型に当て空気を下から抜いて真空にすることで、3次元形状に成形する工作機械。

UVプリンタ

紫外線硬化成分を含んだインクでプリントを行いながら、紫外線を照射することで、瞬時にインクを硬化して印刷する。紙、布、木材、樹脂、金属など幅広い素材に印刷可能。

大判プリンタ

主に図面やプレゼンテーション資料、ポスターなどの大きな印刷に使用するプリンター。実習のプレゼンテーションボード作成に使用します。

ガーメントプリンタ

布だけでなく、バッグやTシャツなどにも直接カラー印刷できるプリンター。主に綿が対象。

居住環境学実験室(EX101)

居住環境の実態を把握するための計測技術を理解し、設計目標値との比較を通して空間の評価手法と環境緩和効果やエネルギー効率の改善に必要な知識や技能を修得します。

熱環境・体感温度乳児サーマルマネキン

人体の着衣量や不均一環境を計測します。

光環境

○輝度計:人間のまぶしさや壁紙などの建築素材の反射率を計測します。 ○照度計:室内空間の明るさや明るさの分布を計測します。 ○長波長放射計:室内空間から放出される赤外線放射量を計測します。 ○短波長日射計:屋外の地表面の日射反射率を測定します。 ○日射計:屋外空間の日射量を計測します。

音環境

○騒音計:道路交通騒音を計測します。 ○ノイズジェネレータ、ペンレコーダ:室内空間の吸音率や残響時間を計測します。

空気環境

○三次元風向風速計:風向や風速を計測します。 ○微風速計:室内空間の空気の揺らぎや風速を計測します。

空気質環境

○隙間面積計測機:建物の隙間や換気回数を計測します。 ○IAQ計:室内空間でビル管理法の対象ガス状物質の二酸化炭素などを計測します。

熱環境・体感温度PMV計

人体の体感温度を計測します。

材料システム(建築構造)実験室(EX001)

女子大には珍しい建築構造を専門に行う実験室です。万能試験機(500kN)や溶接機など充実した設備が揃い、授業から卒業研究まで活用しています。

木材水分計

木材の含水率を計測するための機械です。3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

万能試験機

木材、鋼材、コンクリートなど主に建築の骨組みとなる部材の強度実験を行う試験機です。引張、圧縮の実験が可能で、最大500kNまで力を加えることが可能で、3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

恒温水槽

コンクリートなどを養生するための水槽で、水温を一定に保つ装置が付いています。3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

切断研磨機

コンクリート試験片の切断、表面研磨を行う機械です。

コンクリートミキサー

セメント、骨材、水などを入れて練り混ぜ、生コンクリートをつくる機械です。

定温乾燥器

5~300℃まで一定の温度を保てる機械です。木材の含水率などを計測する際に用います。

データロガー

一定間隔で計測値を記録することが出来る機械です。卒業研究などで使用します。

天井クレーン

重量物の上げ下げ、移動を行う機器です。最大2tonまで吊り上げることが可能です。

コンクリートミキサー

セメント、骨材、水などを入れて練り混ぜ、生コンクリートをつくる機械です。3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

高速カッター

鋼材を切断する機械です。

溶接機

鋼材を接合する機械です。3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

油圧ジャッキ

油の圧力を利用した材料の圧縮を行う機械です。

コンクリート試験機器

コンクリートの強度を計測する機器です。3年時にこの試験機を用いた授業を行っています。

電子天びん

材料の重さを計測する機器です。5200gまで0.01g単位で計測が可能です。

木工室(EX002)

電動工具を使用する木工室です。「丸鋸・糸鋸・バンドソー・電動カンナ・ベルトサンダー・ボール盤・エアコンプレッサー」などがあります。

ベルトサンダー

帯状のやすりを回転させ、木材をあてることで材料の面取りや表面仕上げを行う電動工具。

バンドソー

帯状のノコ刃を一方向に回転させて、木材を切断する電動工具。

糸ノコ盤

糸ノコ刃を電動で上下に動かすことで木材を切る電動工具。細工や曲線切りに適した機械。

マルノコ盤

回転する丸ノコ刃に材料を送る事で切断や溝切りをする電動工具。別名:テーブルソー。

卓上マルノコ

アームで固定され上下に動く丸ノコ刃を材の上から当てるようにして切断する電動工具。

ボール盤

木材に穴をあけたり、穴を掘り広げるための工作機械。

手押しカンナ

テーブル上に材料をのせて回転する刃にあてることで、木材の表面を削り取る電動工具。

自動カンナ

木材を自動で引き込み、カンナがけする電動工具。木材を一定の厚みにする際に使用します。

制作実習室(EX003)

建築材料実験・プロダクト制作実習に使用する制作実習室です。木材加工・金属加工・プラスチック加工など「物」を扱う実験実習に使用します。

陶芸用電気釜

陶器、磁器を焼くための窯。クラフト演習で使用します。

電動ろくろ

電動でまわる、ろくろ。クラフト演習で使用します。

クラフト実習室(EX004)

主に、アパレル分野の授業で使用しています。ドレーピングに必要な工業用ボディ20体、授業に必要な道具が揃っており、立体裁断が出来るスペースがあります。また、織機が11台あり、一人一台使用して作品を織り上げることができます。

工業用ボディ

「ドレーピング」の授業で使用される工業用ボディ。

手織り機

「クラフト演習(織り)」の授業で使用される、手機の織機。

レーザー加工室(EX005)

プロダクト系の授業や制作作業で使用します。大型のレーザー加工機が2台あり、プロダクト制作や模型制作に活用しています。

レーザー加工機Speedy300

高パワー密度のレーザーを使用して、切断、彫刻加工を行うデジタル工作機械。プロダクト制作や模型制作などに使用しています。加⼯範囲 幅720mm 奥⾏420m

レーザー加工機Speedy400

高パワー密度のレーザーを使用して、切断、彫刻加工を行うデジタル工作機械。プロダクト制作や模型制作などに使用しています。加⼯範囲 幅1,000mm 奥⾏610mm