2020.10.21
10月20日(火)、動物写真家の小原玲氏にお越しいただき、年長さんが地球温暖化についてのお話を伺いました。
小原氏は極地で撮影したアザラシや絶滅危惧種のシロクマの写真をたくさん見せてくださいました。数多くの写真の中でも子どもたちが特に興味を持ったのは、当園の卒園児でもある小原氏の息子さんがアザラシの赤ちゃんを枕にして流氷の上で寝そべったり、氷を滑り台にして遊んだりしている写真です。同氏がアザラシの赤ちゃんは氷上で生まれ育つと説明し、現在と昔の流氷面積の違いなどの画像から近年いかに過酷な環境で生存しているかを伝えると、子どもたちは真剣な顔つきになり、話に釘付けになりました。
質問コーナーでは「地球温暖化を食い止めるには、いろいろな工場を止めればいいのでは?」「シロクマがアザラシを食べてしまうならば、住む場所(生息地)を変えればいいのでは?」など子どもらしい観点から自由な発想に基づいた意見が出されました。
最後に「皆さんは自然の中で遊んでほしい。自然を好きになれば地球を大切にする。地球温暖化を食い止めることができるのは大人ではなく、皆さんです」と締めくくられました。
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