現代社会学科メインビジュアル

現代社会学科

メディア観光持続可能な社会の視点で
現代の社会課題と向き合い解決する力を。

リサーチスキル

学びの特色

情報社会に必要な
リサーチスキルを磨く

社会の現場(フィールド)を重視した学びで、専門的な取材スキルやデータ分析の方法を学習。現代のビジネス環境で必要なICTスキルに加えて膨大な情報やデータの中から物事の本質を見極め、社会に発信する力を身に付ける。

課題解決能力を育む
社会連携プロジェクト

社会連携プロジェクトとして、企業・自治体と連携した商品開発や映像制作、イベントの企画・運営などに挑戦。多様な立場の人々と協力し、目標達成に向けて取り組むことで、チームで問題を解決する力を養う。

1年次から始まる
独自のキャリア形成支援

1年次から多様な生き方や働き方を考えるキャリア教育を展開。各業界で活躍するプロから仕事の流儀を学ぶ特別講義や、地域の魅力を再発見する「まち歩きプログラム」などを通して、将来のキャリアを考え、実社会での活躍につなげる。

取得可能な資格

中学校教諭一種免許状(社会)/高等学校教諭一種免許状(地理歴史)/学芸員/司書/司書教諭/社会調査士

目指すキャリア

メディア業界の総合職・専門職(放送・番組制作、新聞・出版・Webメディア、広告)/旅行・観光業界の総合職・専門職(旅行会社、観光協会、行政の観光課、ホテル)/地域や組織のコミュニティをデザインする専門家(公務員、NPO、NGO)/教員(中学校教諭(社会)、高等学校教諭(地理歴史))

学びのフィールド

メディアスタディーズ

  • 映像制作
  • ジャーナリズム
  • ソーシャルメディア

新聞やテレビ、インターネット、SNSなど、多様なメディアの在り方や課題を幅広く学修。地域を取材して映像制作に取り組み、情報発信・情報伝達のスキルと経験を蓄積します。将来は放送番組やコンテンツ制作、新聞社、報道局での活躍を目指します。

観光・まちづくり

  • 観光
  • 都市政策
  • 地域デザイン

地域資源を有効活用する観光地の事例から、観光マネジメントや地域ブランディングの手法を学びます。また、学生が旅行商品の企画から販売、添乗までを体験する実践的な学びも展開。旅行・観光業界や行政などで、商品開発や情報発信を担える人材を育成します。

持続可能な社会

  • 多文化共生
  • 環境問題
  • ソーシャルビジネス

人種差別、貧困、ジェンダー格差、地球環境問題など、グローバルな社会課題を総合的に理解し、その解決に向けた国内外の取り組みを学びます。将来は地域や社会のコミュニティを活性化させる人材として活躍でき、公務員や自治体、NPO法人など仕事の幅が広がります。

持続可能な社会

実践プロジェクト

看護学科と共同で、難病ALS患者介護の
ドキュメンタリーを制作・公開

名古屋市の住宅型有料老人ホーム「ななみの家」を舞台にしたドキュメンタリー「『ななみの家』の挑戦~満足死のための看護~」を制作。映像ジャーナリズムや映像制作を研究する学生が、人工呼吸器を付けて暮らすALS患者さんの生活や、24時間体制でケアを行う人々を取材・撮影し、難病介護の現場や課題を探りました。この作品は、「地方の時代」映像祭2023(市民・学生・自治体部門)で優秀賞を受賞。大きな反響を呼びました。

看護学科と共同で、難病ALS患者介護のドキュメンタリーを制作・公開

株式会社読売旅行と連携し、
学生が企画した旅行商品を販売

観光・まちづくりを学ぶ学生が、株式会社読売旅行とコラボして奈良観光ツアーをプロデュース。ツアーのコンセプトやターゲットの検討、現地調査に基づいたコース作りや料金設定、募集広告のレイアウトまで学生が担当しました。旅行商品は実際に販売され、2日間で計40名のお客さまが参加。旅行当日は学生もツアーに同行し、おすすめポイントなどを紹介しました。企画から添乗まで一貫して関わる経験が、目標をやり抜く自信と社会で生きる確かな実践力につながっています。

株式会社読売旅行と連携し、学生が企画した旅行商品を販売

ジェイアール名古屋タカシマヤで
フェアトレードを広める活動を展開

カンボジアの女性支援をテーマに、フェアトレード商品を扱う地元企業と連携し、名古屋の百貨店でフェアトレードを目的としたイベントを開催しました。学生はフェアトレードの仕組みを学んだ上で、商品への理解を深め、背景にある物語や価値を伝えるPOPを作成。また、実際にカンボジアの工房を訪問し、現地の女性たちと一緒に商品づくりも体験しました。開発途上国の貧困やジェンダー格差の解消に向けて多様な関係者と協働する中で、行動力や主体性を培っています。

ジェイアール名古屋タカシマヤでフェアトレードを広める活動を展開

キャリア支援特別講座

プロから学ぶ仕事の流儀~

各業界の第一線で活躍するプロから、リアルな業務の体験談や職業観を聞き、将来のキャリアプランを考えるヒントを見つけます。

テーマ例(2024年度)
  • テレビ番組制作の仕事を学ぶ
  • NHKの役割と災害報道の現場
  • 旅行業界30年とコロナ禍の経験を振り返る
  • 世界遺産の保全と観光マーケティング
  • 愛知県の観光政策と観光行政の仕事を学ぶ
  • 名古屋の中心市街地のまちづくりの現場
  • これからの女性のキャリアとライフプラン

新入生VOICE

  • 河合 梨奈さん
  • 現代社会学科

    河合 梨奈さん

現代社会学科を選んだ理由は?
高校生の頃から、舞台や映像、メディアなどの制作に興味がありましたが、自分が本当に将来仕事として関わりたいことなのか確信が持てませんでした。そこで、将来の選択肢を増やすために興味のあった分野に加えて、社会学や観光学などを幅広く学べる学科を探しました。その中で、椙山の現代社会学科を選んだ理由は、新聞社などが行う就職ランキング調査の複数の項目で上位にランクインしており、就職活動に向けた準備がしっかりできると思ったからです。
どんな授業が楽しいですか?
「ワークキャリアデザイン」の授業です。他学科の学生と一緒に行う演習を通して、交流を広げる機会になっています。この授業は、自分の強みを知り、将来どのように働きたいのかを考え直すことができて、とても充実しています。また、「メディアスタディーズ」「観光・まちづくり」「持続可能な社会」の3分野を学ぶことで、新しい興味関心を見つけることができます。
これから挑戦してみたいことは?
幼少期から続けている英語の勉強に力を入れ、TOEICなど社会で役立つ資格を取得したいと思っています。ほかにもITパスポートや基本情報技術者試験など、情報社会学部の学びを生かせる資格の取得にも挑戦したいです。
  • 岩切 こころさん
  • 現代社会学科

    岩切 こころさん

現代社会学科を選んだ理由は?
小学生の頃、青少年赤十字の子ども新聞プロジェクトに参加し、地震で被災した熊本県を取材したことがきっかけで災害や地域社会、まちづくりに関心がありました。また、その時の取材記事を新聞に掲載してもらった経験から、情報を発信するメディアにも興味がありました。現代社会学科は、「メディアスタディーズ」「観光・まちづくり」の領域で関心のある分野を両方学ぶことができると知り、「ここだ!」と思いました。
高校生に伝えたい、
現代社会学科のおすすめポイントは?
現代社会学科には、「メディアスタディーズ」「観光・まちづくり」「持続可能な社会」の3分野の学びがあり、関心のある分野を「1つに絞り切れない」「どれも学びたい」と思っている方に特におすすめです。学びたい分野が決まっていても、他の分野の授業をきっかけに自分の選択肢や視野が広がると思います。
これから挑戦してみたいことは?
社会貢献活動への参加です。「市民活動論」の授業で、NPOで活躍する方の動画を視聴し、自分もそうした活動に携わりたいと強く思いました。また、大学帰りに手話でコミュニケーションをとろうとしてくださった方がいたのですが、上手く対応できなかったことに心残りがあるので、手話検定にも挑戦したいです。