人間関係学科:ゴムノイナキ株式会社を招き、第三の生理用品「月経カップ」を学びました

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112()、人間関係学科の専門教育科目「ジェンダー・セクシュアリティ論B」(担当:藤原直子教授)において、ゴムノイナキ株式会社の斎藤さち氏、小塚希碧氏をゲストスピーカーに招き、Femtech(フェムテック)や、第三の生理用品として注目を集める月経カップについて理解を深めました。

 

Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する製品やサービスを指します。

 

工業用ゴム・プラスチック製品を主力商品とするゴムノイナキ株式会社(名古屋市中区)は、その高い技術を生かして、女性の身体の変化や健康の悩みをテクノロジーで解決しようと、新ブランド「feminak(フェミナック)」を立ち上げ、フェムテック商品の開発を行っています。

 

講義では、まず受講生を対象とした事前のアンケート結果を踏まえ、藤原教授から学校教育における月経(生理)教育や性教育をとりまく課題や現状を学んだ後、斎藤氏が同社が開発した月経カップを紹介し、学生は実際に月経カップを手に取りながら、使い方やメリット、使用上の注意点などを具体的に学びました。

 

学生は、「月経カップを使うのはまだ少し怖さが残るけれど、実際に触って製品づくりや使い方の話を聞くことで、生理用品の選択肢が広がった」と話し、QOLを向上させるための新たな選択肢を学びました。