メディア情報学科:名古屋テレビディレクターからテレビ業界の「生の声」を聞く特別講義

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 11月14日(火)、メディア情報学科の専門教育科目「現代社会とジャーナリズム」(担当:栃窪優二教授)において、映像業界大手のクリーク・アンド・リバー社 (C&R社) 名古屋オフィスの藤田泰徳氏とメディア情報学科卒業生で名古屋テレビディレクターの早稲田麻里菜氏を講師に迎え、「テレビ番組制作の仕事」をテーマとした特別授業を行いました。
 
まず、藤田氏は、自社のことを「クリエイター支援を目的とした会社」とした上で、テレビ業界へはテレビ局と制作会社、そしてC&R 社の3つの入り方があること、それぞれのメリットとデメリットについて説明。また、制作会社を選択する際には、テレビ局の関連会社か独立系か、得意なジャンルについて調べておくことを「就職活動のコツ」として、学生にアドバイスしました。
 
次に、同社所属で名古屋テレビ「ドデスカ!」の番組ディレクターを務める早稲田氏は、アシスタントディレクターからディレクターまでのステップや、一週間のタイムスケジュール、休日の過ごし方のほか、実際に制作したVTRを視聴した上でVTRが完成するまでの具体的な流れについても説明。楽な仕事ではないが、やりがいや達成感は十分にあり、C&R 社に所属することで面談や福利厚生、番組異動などのサポートがあり働きやすいこと、また、この業界は若い女性の考えや感性を求められ、近年、多くの女性が活躍していることにも触れ、テレビ業界を目指すには「学生のうちにたくさん遊び、テレビを見たり、本を読んだり、多くの経験を積み、テレビ業界にチャレンジしてほしい!」とエールを送りました。
 
学生からは、「思ったより働きやすい環境が整っていることが分かり、イメージが変わった」「この業界を目指していいのか不安もあったが、このまま目標に向かっていく気持ちが強くなった」との声があがり、「現場の生の声」が大いに役立ったようです。