刈谷市立日高幼稚園
梅野 有紗さん

この仕事に就いて本当に良かったと感じるのは、子どもが全身を使って力一杯遊ぶ姿を見たときや、できなかったことが時間をかけてできるようになった瞬間に立ち会えたとき。子どもの可能性に触れて心が熱くなります。言葉掛けや環境の変化で子どもたちから返ってくる反応が変わります。だからこそ子どもと触れ合う際、掛ける言葉ひとつにも気を使い試行錯誤の繰り返しの中で、自分も成長していくことが大切だと思っています。基礎知識の学習から実践的な授業、仲間との交流など、すべての学びと体験が今の仕事の礎となっています。その上に、自分の成長を築き、正解のない保育の仕事と向き合っていこうと思っています。
 

名古屋市小学校教諭
三浦 萌子さん

体験型の授業が豊富で、そこで得た知識や経験は今も役立っています。中でも海外研修への参加は挑戦でした。今でも子どもたちに海外の様子を話して一緒に考えたり、シドニーの教育方法をアレンジして取り入れたりしています。仕事では各学年のクラス担任、委員会や部活動の運営などさまざまな役割を経験し、担当の学年以外の児童も一緒に活動をします。やりがいを感じるのは、子どもたちが「わかった」など反応をダイレクトに返してくれたとき、みんなで力を合わせ達成したときの喜びの表情を見ることができたとき。こちらが一方的に教えるのではなく、自ら考えて行動できる環境を整えたり、適切なアドバイスができるよう常に準備をしています。

愛知県中学校教諭(数学)
久野 遥香さん

数学の教科担任として、同じ内容の授業でもクラスごとに理解や反応が異なるため、授業が終わるたびに内容を見直し、手を加えて次の授業に備えています。高校時代に文系選択だったため、入学後は遅れないよう必死に勉強しました。不明な点があれば先生に質問し、図書館で参考書を探す日々。教育者としての姿勢を教えてくれたのは指導法の授業で、「問題を解くための数学」ではなく「数学の面白さを伝える」ことの大切さに触れ、もっと数学に向き合おうと心に決めました。数学に苦手意識がある生徒もいますが、指導法で学んだ要素を授業に取り入れると子どもたちはとたんに興味を持ってくれます。それだけ大学での学びは意義のあるものでした。

公益財団法人 名古屋市文化振興事業団
春日井 苑子さん

市民の方々が多彩な文化・芸術に触れながら心豊かに暮らしていけるように、さまざまな事業を企画・運営しているのが名古屋市文化振興事業団。そこで私は、ステージ公演の企画からアーティストとの契約、広報などを務めています。入学後は、同じ音楽コースを専攻する仲間と一緒にオーケストラを結成したり、ミュージカルの舞台を作り上げるなど、音楽を通してさまざまなことにチャレンジしました。また、グループワークで話し合いながら課題を成し遂げる重要性を学んだことや、教職課程を通じて人前で話す力を身に付けたことも公演などを企画・運営する上で役立っています。