椙山女学園大学はこれまで多くの社会で活躍する女性を輩出してきました。
 
椙山女学園が女子教育を推進し続ける意義について、改めてこれからの時代を見据えて検討を重ねました。
「女性の自立した生き方とは何か」について、自らに問い、自らで考え抜き、自ら選択し、自ら答えを出すことのできる女性を育成すること、そして、女性が社会に参画する認識を高め、一人ひとりが当事者意識を持って世の中の当たり前を変えていくための場となること。
 
椙山は一人ひとりが当事者として、教職員、学生が自らに問い続け、体現し続ける場として、これまでも、そしてこれからも広く発信していきます。
 
そのような背景から椙山女学園はタグライン「私を選ぶのは、わたし。」を定めました。
 
これは「私」という言葉に、こうありたい、と願う自分の姿、社会の意思決定の場に自らの意思を持って参画する、自分の「未来」を反映し、一方で「わたし」という言葉を対比としての現在の自分の姿である、”今”として表現しています。
わたしを選ぶのは、わたし。

正解のない世界。
まだ何者でもない「わたし」。
 
だからこそ、今の「わたし」には、
無数の可能性があります。
 
自分のこととして、社会に関わり、
自分の考えを発信する。
 
自立した「私」になることを、
一人ひとりの「わたし」が選ぶ。
 
私たちは、あなたと対話を続け、
これからのあなたの生き方について、
これからの社会について、
共に考え、議論し合い、学び合い、
これからも社会に問いかけていきます。

椙山のまなび・取り組み

本学は「人間になろう」を教育理念とし、「ひとを大切にできる人間」「ひとと支えあえる人間」「自ら頑張れる人間」の3つを「人間になる」ことであるととらえ、一貫した人間教育を進めてきました。
学びを支える本学の教育の特色や取り組みをご紹介します。

椙山のビジョン

椙山女学園大学
学長 黒田 由彦

2024年4月、椙山女学園大学は、「私を選ぶのは、わたし。」というタグラインを掲げ、3学部5学科の改組を行い、新たな体制で始動しました。本学は、1905年創設の名古屋裁縫女学校をルーツとし、以来、女性へのより高い教育機会の提供を使命として、時代にあわせた教育改革を推進してきました。

これまでの歴史の中で培った教育力を集結させたのが、本学の学びを代表するコンセプトであり、理念を具現化した「トータルライフデザイン教育」です。ワークライフバランスを図りながら、人生の転機を乗り越えて、自分らしく生き抜く力を身に付けるための教育として、全学部で展開しています。
 
そして、7学部11学科を擁する女子総合大学に発展を遂げた今、本学はかつてない規模の学部・学科改組に着手し、リブランディングに挑んでいます。
 
リブランディングにあたっては、方向性として2つの柱を据えました。
ひとつは、自ら問い、自ら考え抜き、自ら選択し、自ら答えを出すことができる女性を育成すること。
もうひとつは、女性が社会に参画する認識を高め、一人ひとりが当事者意識を持って、世の中の当たり前を変えていくための場となること。
 
これらに共通しているのは、女性が主体的に社会の意思決定に参画する姿勢です。
この2つの柱を軸に、複雑化・深刻化を増している社会の諸課題に積極的に立ち向かい、活路を見出す女性を育成したいと考えています。
 
一方で、時代を経ても本学が変わらず、大切にしている教育目標があります。
それは、「人間性の尊重」「協働の重視」「主体性・能動性への志向」です。
本学では、この3つを「人間になる」ことと捉え、時代を経てもなお一貫して人間教育に力を注いでいます。
 
人間教育への変わらぬ思いと、これからの時代を見据えて新たに定めたリブランディングの柱。
この両輪で、女性が社会で意思決定に関わり、主体的に活躍できるよう、質の高い教育を提供し続けていきます。

社会と女性のこれからを知る

椙山と社会との多くのつながり、活動を紹介するコンテンツです。
本学教職員や学生、椙山に関わる多くの人々が語る本学の魅力や研究に対する思いをご覧ください。