2022.08.10
保育園には肋木(ろくぼく)という立方体の置き方によって4通りのバリエーションで遊べる木の遊具があります。
ホールに大きな肋木を置くと子ども達は「キャー!!」と大喜び、次々に斜面を上っていきます。
上るには結構な傾斜があるため手のひらをしっかりつき、足の裏で斜面をとらえ足の指に力を入れてグイグイと上っていきます。友達が上る姿を見て真似をしてみますが、上手く上れず途中で腹ばいになりツルツルと滑ってきてしまう子も。保育士が手や足の使い方、お尻を少し支える等の援助をすることで、子ども達は何度も挑戦し、上ることができるようになってきました。中には「よいしょ、よいしょ」と自分や友達が上るタイミングで言葉を掛け励ましてくれる子もいました。
上り切ると難関の丸棒渡り。手と足でしっかりと丸棒をつかみ、手足を交互に出し、バランスを取りながら進んでいきます。進んだ先には滑り台があり「シュ―」と言いながら勢いよく滑り降りてきます。滑り終えると「うわー、たのしいね」と言ってまた上り始め、何度も繰り返し楽しんでいました。友達同士で押し合いにならないように「じゅんばんだね」と知らせてくれる子もいました。肋木を通して友達との関わり合いや全身を使った遊びを繰り返し、楽しく遊ぶ中から心と体の成長を育んでいきます。
肋木はトンネル遊びにもなります。左右が見わたせるため子ども達は途中から顔を出し友達同士で「いないいないば~」、「わー!!」と言って大笑いをして楽しんでいます。
遊びながらバランス感覚や筋力がつくこの肋木、子ども達が大好きな遊具の一つです。