「新聞紙っておもしろい!」
保育室のロッカーや壁に、新聞紙が貼られているのを見て「何だろう?」「面白そう」と期待を持った顔で子ども達が集まってきました。切り込みを入れたところを持って「ビリビリ」と破って見せると、真似をして次々に破り始めます。

ひたすら破ることを楽しむ子、保育教諭の真似をして「ぎゅっ!」と握って丸める子、体をこすりつけて全身で新聞紙を感じる子など、楽しみ方は様々です。

丸めた新聞紙を、投げて楽しんでいる子がいたので、新聞紙におばけの絵を描いて吊るしてみました。
おばけを的にして「えい!」と投げて見せると、目を輝かせて次々に投げていきます。

いっぱい遊んだ後は、ビニール袋のおばけも登場し、丸めた新聞紙を「おにぎり」「ハンバーグ」と、食べ物に見立てながらおばけに食べさせる子もいました。

おばけのおなかがいっぱいになり、飛んでいくのを見て嬉しそうに手を伸ばし、捕まえようと追いかけていきます。

「お腹がいっぱいになって、眠くなったみたい。」とひそひそ声で子ども達に話し、窓辺にそっと寝かせると...
子ども達は「しー」と指を立てて声を小さくして見守っていました。

ちぎったり、丸めたりして自分なりに試しながら遊ぶ中で、身の回りにある物に興味や関心を持ち、様々な発見を楽しんでいます。