心の健康に関する専門家として多領域で活躍

現代社会はストレス社会といわれ、こころの問題の重要性があらためて認識されています。公認心理師は、医療機関や福祉施設、学校、企業などで活動する心理職に対するニーズの高まりを受け、2018年度から養成が開始された心理職の国家資格です。

公認心理師になるには

学部4年間+修士課程修了で受験資格取得可能

受験資格を取得するためには、心理学科で指定科目28科目を履修した上で、大学院修士課程を修了することが必要です。心理学科では、資格取得希望者に対し、必要な講義科目が履修できるよう2年次後期に資格登録を実施(1学年あたり25名まで)。3年次から、医療・福祉・教育・司法・産業の5分野の実習ができるようカリキュラムを備えています。
※大学院進学以外では、指定科目を修めて学部を卒業したうえで「所定のプログラムを認定された施設での実務経験が2年以上」が受験資格条件になります。

資格取得希望者へのサポート

学びを深める多彩な授業ときめ細かな支援

学年ごとのガイダンスのほか、資格取得のために必要な講義の中で情報提供を行います。加えて、ケースメソッド・演習では、英語文献購読や心理検査実習などステップアップのためのカリキュラムを用意しています。また、図書館には公認心理師・臨床心理士資格コーナーを設置し、必要な資料に手軽にアクセスできるような体制を整えています。
※本学では、人間関係学研究科(臨床心理学領域)を設けて、公認心理師・臨床心理士の育成に注力しています。

臨床心理士

従来の臨床心理士資格でも、確かな合格実績!

心の病や悩みを持つ人と対面し、言語的あるいは非言語的にこころの健康回復を支援する専門職。医療・保健、教育、福祉、産業・労働など、その活躍の場は様々な分野におよびます。心理学科では、大学院進学後の臨床心理士の取得を応援。卒業生たちの多くが資格取得を実現しています。

※臨床心理士とは、「公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会」が認定する民間資格。心理職として独立性の高い臨床心理士に対して、公認心理師は医師の指示のもとに活動するとされている。