2022.06.15
兼用園庭のみかんの木で見つけたアゲハチョウの幼虫。保育室の前室で成長を楽しみにして見守ってきました。黒い幼虫が青虫になり、サナギになりました。
毎朝、登園時にお母さんと一緒に「青虫のおうち」を見ることを楽しみにしている子ども達もいました。
ある日、昨日までいた青虫がいなくなり、代わりにサナギとなり飼育ケースにくっついていました。
保育士がサナギを見せると「あれ?あれ?」と指を差して不思議そうにしています。
「サナギだよ、このままじっとして寝てるんだよ」と話すと「ねんね~」と話す子ども達。「このサナギがちょうちょになるよ」と話すと「ちょうちょ!?」この姿からはイメージができない様子でした。
そして何週間か経ったある朝、飼育ケースの中に立派なアゲハチョウが孵っていました。
子ども達も保育士も大興奮で「ちょうちょになった!!」と大喜びをしました。そして自然へと返すことにしました。「ちょうちょさんお外にかえそうか」と言い、テラスで飼育ケースの蓋を開けるとサッと飛んでいったちょうちょ、子ども達は「バイバイ」と手を振り見届けました。
2匹ちょうちょに孵り、1匹は葉の上に静かにとまっていたため、子ども達に近くで見せてみると
「わー」と歓声があがりました。幼虫から青虫、ちょうちょとなり羽ばたいた姿は子ども達の心の中にも印象深かったようで、その日以来、園庭でちょうちょを見つけると「ちょうちょ、ちょうちょ」と言いながらそっと見守っている優しい姿が見られるようになりました。