毎年、ぶどう組さんを中心に園庭に花を植えたり、野菜作りをしたりしています。今年も、トマト、スイカ、さつま芋を育てることになり植え付けをしました。

　トマトの苗を見せ葉っぱを見たり匂いを嗅いだりしてみました。「どんな匂いかな？」「トマトの匂いがするのかな？」「はっぱいっぱいだね」とそっと苗に鼻を近づけていました。

　子ども達に、ひとり１個苗を渡すとプランターの開いている穴の中へそっと苗を入れ土をかけていました。

その後、「大きくな～れ」と願いを込めて水をかけていました。

　後日、さつま芋、スイカを植える為に保育士が土を掘ってならしていると「何をしているの？」と興味津々の子ども達。「みんなでお芋を植えようね」と伝えると「やる～！」とやる気が伝わってきました。

　穴の開いている土の中に苗を入れ、土をかけ「できたよ！」と嬉しそうに教えてくれました。また、「ふわふわ」「冷たいね」と普段砂場で遊ぶ砂とは違う土の感触にも気づいた子もいました。保育室に戻り絵本等を見ながらトマトやスイカ、さつま芋の収穫を楽しみにしていました。

　次の日からは、「トマトにお水あげる～」とぞうさんじょうろに水を入れ、水やりが日課となりました。これから水やりや草取りをしながら自分で植えた野菜を育てる楽しさや収穫への期待を高め、食べ物を大切にする気持ちが育ってくれたらいいと願っています。