先生たちの研究室をのぞいてみよう!
研究に取り組み
食に関する知識と技術、社会で役立つ能力を修得
『食べ物が〇〇に効く』=「食品の機能性」について、実験により明らかにすることが専門です。有機化学について学んでいた大学時代、「発掘!あるある大事典」などのテレビ番組で、『食べ物が〇〇に効く』という報道を目にするようになり、それに対して科学的かつ論理的ツッコミができる人になりたいと思い、大学院では食品の分野に進みました。
ゼミでは、放射性セシウムによる内部被ばく被害を抑制する食品成分の探索とその評価系の確立、食品によるストレス緩和を目指した基礎研究として、ストレスが引き起こす消化管における生体応答の検討、さらには、愛知県額田郡幸田町産筆柿と筆柿茶に含まれる成分とその機能性評価などに取り組んでいます。また、今年からは新たに実験系ではないテーマとして、食品の機能性に関する情報の出処やそれに関する論文を調べ、情報の信憑性に対する評価も行っています。
学生のみなさんには、食に関する科学的知識と技術を習得し、豊かな発想や問題点の発見、解決策の提案やそれを実行する力など、社会の様々な場で役立つ能力を養い、人生を楽しんでほしいです。
PROFILE
- 保田 倫子講師 Michiko Yasuda
- 名古屋大学工学部卒業、京都大学大学院農学研究科修了、博士(農学)取得。神戸大学自然科学系先端融合研究環・研究員、静岡県立大学食品栄養環境科学研究院・助教を経て、2017年4月から本学生活科学部管理栄養学科に着任。
MY FAVORITE
- 愛知県額田郡幸田町・筆柿についての研究
- 愛知県額田郡幸田町の筆柿についての研究を、学内の様々な分野の先生方と、幸田町、JAあいち三河の方々と進めています。
-
- 上段:国コミ 伊藤信博教授、生活 村上心教授
下段:管理栄養 河合潤子准教授、及川佐枝子講師
- 美味しいお酒と飲み仲間
- おいしいお酒と食、それを楽しむ仲間のご縁が宝物です。特に日本酒とワインが好きです。
- 水泳(平泳ぎ)
- 小さい頃から運動音痴の私が、人並みレベルにできる唯一のスポーツ。夫婦共通の趣味で、旅先にも競泳用水着持参で楽しんでいます。
大学報「風」Vol.49より