先生たちの研究室をのぞいてみよう!
腰痛やストレスなど看護師が抱える問題を研究
主な研究テーマは看護援助における看護師の姿勢負担です。看護師で腰痛に悩んでいる人が多いことを知っていますか?看護師は、患者さんの体位変換や移動介助で中腰や前屈姿勢をとることが多く、毎日の繰り返しで腰痛になる人が多いのです。私も現場にいた時、1人でギブスをはめて動けない患者さんを介助し、ぎっくり腰になった経験があります。患者さんにとって安全・安心なことはもちろんですが、看護師の安全も重要。だから私は看護師の腰痛を軽減する技術教育を中心に研究しています。
ゼミでは、看護師のストレスやその対処法、離職原因などの文献研究が中心。看護は人と人との関係性の上に成り立つ職業なので、学生には人とのかかわり合いの中でさまざまな体験をしながら、看護のプロとして必要な姿勢や態度、自らの目標に向かって努力することの大切さを学んでほしいと思っています。
PROFILE
- 箭野 育子教授 Ikuko Yano
- 慈恵高等看護学院(現:慈恵看護専門学校)を卒業後、大学病院で約20年間看護師として勤務。働きながら明治大学で学士・修士を取得し、最終的に看護師長に就任。その後、看護教員に転身し、筑波大学医療技術短期大学部、藤田保健衛生大学医療科学部を経て、平成24年から本学看護学部教授。
MY FAVORITE
- ネコ
- 2匹と同居中。19歳のおじいちゃんネコの「こまめ」は、昨年長寿で表彰された自慢の子です。毎日ネコの寝顔には癒されています。
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- 白ネコの「こまめ」と黒ネコの「ゴエモン」
- 韓国ミュージカル
- 友人とソウルに出かけて小劇場から大劇場までたくさんの作品を見ることが今の最大の楽しみ。通勤のBGMも韓国ミュージカルのオリジナルサウンドです。ミュージカルが縁で日韓の友人が増えました。
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- 今年の年越しは大好きな俳優
「ホン・グァンホ」のコンサートへ
- サイン入りプログラムは宝物
大学報「風」Vol.40より