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心理学科

心理学科

臨床心理学は、人間相手の実践学
座学だけでなく体験を重ねてほしい

専門分野は臨床心理学です。スクールカウンセラーをはじめさまざまな現場の心理臨床実践を経て、現在は、本学附属の臨床心理相談室の相談業務にも従事し、個別の相談にじっくり応じています。小中学校の巡回相談では集団場面における児童・生徒の様子を観察し、教員に助言します。いわゆる“カウンセリング”と呼ばれる心理臨床は奥が深く、発達や心の病への知識はもちろん、相手のメッセージを五感で受けとめ、的確に言葉にするスキルが必要です。成長過程で起きる心身、家族関係の変容、困りごとを抱える児童・家族への支援、連携体制の構築について、実践と研究の毎日です。
ケースメソッドでは、箱庭や描画など非言語的な技法を用いたワークや傾聴トレーニング、学生が考えたテーマによる面接と質的分析のグループワーク、児童養護施設で子どもと関わる参与観察などを実施しています。卒論は、児童期から青年期の発達・適応・家族をテーマにしたものが多いですね。
臨床心理学は、人間相手の実践学。学生のみなさんには座学だけでなく体験を重ね、人間味のある人になってほしいです。

PROFILE

安立 奈歩准教授 Naho Adachi
京都大学大学院教育学研究科研究指導認定、博士(教育学)取得。臨床心理士。兵庫教育大学学校教育学部・大学院学校教育研究科助手を経て、2007年4月から本学人間関係学部心理学科に着任。

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