社会で輝く 未来のあなた
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PROFILE
父の仕事の関係でアメリカの小学校に通いました。帰国して習った日本式の英語に苦労したので、大学ではネイティブの先生から学びたいと考えていました。 椙山女学園大学を選んだきっかけは、高校の先生に勧められて参加したオープンキャンパス。そこで大学の雰囲気が気に入り、外国人の先生とディベートを行う授業もあることを知って「ここしかない!」と感じました。 実際の学びも生きた英語に触れる授業が毎日のようにあり、英語しか使えない「SAC」という施設もあったので英会話のスキルも伸ばせました。いつもは日本語で話している友人と英語で話すと違った一面が見れましたし、イギリス人やアジア人が話す英語も聞き取れるようになりました。 その他にも国際学会のサポートスタッフを3年連続で務めたり、アルバイトを4つも掛け持ちしたりと充実の日々を過ごすとができました。
就職先に選んだのは、クルマの内装部品を手がける林テレンプという会社です。クルマの運転が大好きで、外観よりも内装にこだわりがあり、なかでも林テレンプの製品に興味を持ちました。グローバルで活躍する企業なので、英語力が生かせるという期待もありました。 入社後は人事部に配属となり、1人目の子どもを授かるまでは採用担当を、復帰して2人目の産休に入るまでは人材教育を担当しました。人事部では日常的に英語を使うことはありませんが、英語が必要な案件があると周りが頼ってくれるのがとても嬉しいです。 仕事で心が動いたのは、採用担当者として臨んだ企業説明会。数年前は説明を受ける側だった自分が会社の魅力をアピールして、それに共感した椙山女学園大学の学生が入社してくれた時には心に響きました。ほかにも採用活動で深く関わった新入社員が数年後に大活躍している姿を見たときも感動します。 人材教育の担当になってからは、会社の補助を利用して英会話を習える制度を設けました。以前から通信教育の制度はあったのですが、生きた英語を学べるチャンスは反響も大きく、多くの社員から喜びの声を聞くことができました。
今は育休制度を使って2人の子育てに一生懸命ですが、復帰後は英語力を存分に生かせる部署で活躍したいと考えています。また、定年まで働き続け、後輩たちもイキイキと長く活躍しているロールモデルになれたらいいなと考えています。 大学の4年間は、とても貴重な時間です。社会に出ると、やってみたいことに費やせる時間が減ってしまいます。私は少しでも「やりたい!」と感じたことは何でもチャレンジするように心掛けていました。そして、先生や同級生はもちろん先輩や後輩とも積極的なコミュニケーションを取ってきた経験が、今の仕事にも役立っています。ぜひ、さまざまなことにチャレンジして後悔のない学生生活を送ってください。
大学報「風」Vol.55より