リスペクトOG

社会で輝く 未来のあなた

鉄を通じて世界中の人を支えるために。自社とパートナー企業を繋いでいます。

PROFILE

現代マネジメント学科 卒業
新日鐵住金(株)名古屋製鐵所勤務

私が勤務する新日鐵住金(株)名古屋製鐵所の敷地面積は632万㎡。ナゴヤドーム約131個分の広大な敷地で、自社の社員約3000人と、パートナー企業の社員約9000人とが協力して、日々鉄づくりに取り組んでいます。この自社とパートナー企業のチームワークの促進役として、契約や企画、調整、管理などを行うのが、私の所属する「協力会社連携室」の仕事。例えば、当社が新しいプロジェクトを始める際に、協力してくれる会社を探し、細かな条件を調整して契約を結んだり、パートナー企業のニーズを把握し、より働きやすい環境づくりに取り組んだり。自社とパートナー企業の間に立ち、双方の話をしっかり聞きながら、両社が納得できる落とし所を探っていきます。とはいえ、私は入社2年目。先輩方のサポート業務がほとんどですが、少し前から一つの部門を担当させてもらえるようになりました。交渉相手となるのは、年次も知識も私より遥かに上の方ばかりなので、上司や先輩にアドバイスをいただきながら、一つひとつの案件に丁寧に対応するよう心掛けています。問題が解決し、「ありがとう」と言ってもらえるのが一番うれしい瞬間。関わった相手の笑顔を見られるのが仕事の原動力です。
そもそも私がこの会社に入社したのは、幼い頃、家族旅行で訪れ、「すごい!」と感動した明石海峡大橋の建設に深く関わっていたことがきっかけでした。乗り物や建築物、家電など、さまざまなモノの原料として世界中の人の暮らしを支える「鉄」をつくる一員として働けることは、今も、そしてこれからも私の誇り。今後も経験を積んで知識を高め、自社・パートナー企業を問わず、関わったすべての方から信用され、「吉川ならきっとどうにかしてくれる」と、頼りにされるようになるのが目標です。

 

企業や自治体と課題に取り組んだゼミ。
チームワークと統率力が備わりました。

大学では、現代マネジメント学科に在籍していました。高校時代に「もしドラ」が流行ったのですが、私自身も野球部のマネージャーをしていたので親近感を覚え、経営学を学んでみようと思ったんです。学科では経営のほか法律や経済など幅広く学びましたが、私の一番のお気に入りは「マネジメント論」という、実際の企業活動から経営手法を学ぶ授業。さまざまな企業の取り組みを知る中で、百社百色の個性に触れるのが楽しくなりました。次第に自分も経営に参加してみたいと思うようになり、ゼミでは企業や自治体と連携して、いろいろなプロジェクトに挑戦しました。人気のパン屋さんとコラボして開発した商品を大学祭で販売したり、日進市と協力して、若い人にも市の財政状況を知ってもらえるような冊子を作ったり。書籍や資料を読んで知識を得るだけでなく、その知識を生かして実社会で何ができるのかを、他のメンバーと一緒に考え、実行する。そんな経験を通して、チームワークや行動力が備わったし、社会や企業を動かすのは“人の力”ということにも気付くことができました。また、私はゼミ長を務めていたので、リーダーシップも鍛えられました。私のゼミは、しっかりとした意見を持つメンバーが多く、まとめるのにも一苦労。でも、一人では成し遂げられない成果が得られるので、みんなが発言しやすい雰囲気をつくったり、役割分担を工夫するなどしました。そんな中で、私はたくさんの人の意見を聞きながら課題を解決することが好きなんだと確信。入社直後の研修でも、できるだけ多くの人と関わる仕事がしたいと希望し、協力会社連携室への配属が叶いました。
人と協働する楽しさを教えてくれた椙大への感謝を忘れず、今後も多くの人と出会いながら自分を成長させたいです。

※もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(岩崎 夏海/著)

大学報「風」Vol.50より

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