社会で輝く 未来のあなた
料理や食事を通して
そこにいるみんなを
笑顔にできる幸せな仕事。
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PROFILE
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管理栄養学科 卒業
料理研究家
オフィシャルHP http://www.asuna.me
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/pixy-asuna/
TVや雑誌、料理教室で幅広く情報発信
雑誌やTV番組でのレシピ紹介やレシピ本の出版、料理教室、企業とのレシピ開発など、さまざまなメディアを使って料理の楽しさや食の大切さを伝えています。栄養って、皆さん気にされていると思うのですが、しっかり取り組もうとすると時間も手間もかかるし、味気ないメニューが多そう…と思われがち。そんなイメージを変えたくて、例えば若い女性向けならエッグベネディクトやバーニャカウダなど話題のメニューを、働き盛りの男性向けなら丼ものやお肉料理をチョイスし、カロリーや栄養バランスも考えたうえで、多くても5~6工程で作れるレシピを紹介しています。料理研究家と聞くと華やかな職業に見えるかもしれませんが、一つのレシピを完成させるまでに何十回も試作を繰り返すなど、実は地味な努力の連続。ですが読者や視聴者、教室の生徒さんから「簡単なのにおいしい!」「次のレシピに挑戦したい」との声や笑顔をもらえると、疲れなんて一気に吹き飛んでしまいます。
卒業研究に国家試験の勉強と苦楽をともにしたゼミの仲間は一生の宝物です。(一番左が学生時代の鈴木さん)

大学の学びが開いた料理研究家への道
私が料理研究家をめざしたのは、大学で個食・偏食の問題や、病気になった方への栄養指導を学んだのがきっかけでした。「こうなる前にどうにかしたい!」、そんな思いが出発点。だから仕事では場づくりにも力を注いでいます。例えば「子ども料理教室」は、みんなで作って食べる楽しさを感じてもらう食育の場。味覚が決まる子ども時代に本当のおいしさに触れ、次の世代に伝えてもらえたらうれしいですね。また最近は、おいしい食事に加え、お茶やお花、ヨガなどのレッスンも楽しめる「女子会」の企画・運営も始め、食を中心とした豊かなライフスタイルの提案にも取り組んでいます。
じかに反応を感じ取ることができる料理教室はとてもやりがいがあります。今は月に2回開催。

自分らしく生きる力を育んだ学生時代
大学時代は密度の濃い4年間でした。管理栄養学科は、毎日時間割がぎっしり詰まり、放課後も課題の山(笑)。でも私、どうしても留学がしたくて、昼休みを利用して大学の英会話講座に1年間通い、念願のカナダ留学も実現しました。厳しい環境でも自分次第で目標はかなえられる。このことで自信やタフさが備わったように思います。タフさと言えば、ゼミもそう。研究結果の内容や論文の書き方など、先生の厳しい指導を受けながら、何度も何度も練り直し・・・。でも、そこで培われた「決して妥協しない強さ」は今、「身体に良いものしか紹介しない」という仕事への揺るぎない姿勢につながっています。大学の先生方は、今でも仕事の報告や相談ができる生涯の恩師。そして、研究や国家試験の勉強を一緒にがんばった仲間も一生の財産です。損も得もなく相手を思い合える存在がいてくれることが、どれほど心強いか、社会人になって改めてそのありがたさを実感しています。
大学報「風」Vol.41より