仲間と分かち合う 感動のストーリー!
すべてが大切な役割
ひとつのジャンルに拘らず、さまざまな芝居に挑戦することで、全体としてだけでなく、個々の可能性も広げていこうと突き進む演劇部「劇団ヒヨコ」。孵化するごとく、新しい姿を見せるべく、年に2回の公演に向け、部員21人が日々練習に励んでいます。
舞台を完成させるには、役者だけでなく、演出や舞台監督、音響や照明、大道具などさまざまな役割があり、どれひとつとして欠かすことはできません。台本は、既成のものを使用することが多い中、10月の椙大祭では、部員オリジナルの創作台本で公演に挑みます。また、春には4年生が主体となった卒業公演もあります。外部での公演の際には、本番1週間前から実際に本番で使用する小劇場で稽古を行います。なかなか意見がまとまらず、思うように進まないこともありますが、部員全員でひとつの公演を作り上げていく醍醐味がそこにはあります。
より多くの人に観てもらうために
演劇部がいつも心がけていることは、楽しく、仲良く活動すること。同学年だけでなく、他学年との交流も盛んで、部員にはそれぞれ、入部の際に先輩に決めてもらったニックネームがあり、ユニークな名前で呼び合うこともあります。そんな雰囲気の良さが、演じている自分たちも楽しい、見ている観客も楽しいという演劇部が目指す舞台作りにつながっています。
今後の目標は、より多くの人に公演を観てもらうこと。劇団ヒヨコを知ってもらうため、ブログやツイッターでの宣伝活動にも力を入れています。シリアスからコメディまで、幅広いジャンルの公演を手がけ、新しい姿を見せ続ける演劇部。劇団ヒヨコの進化はまだまだ続きます。
取材:新聞報道部 高橋奈央
PORTRAIT
- 発声や早口言葉の練習など、基礎トレーニングは欠かせません。
- 演出担当者がオーディション方法を決定し、それぞれのスタッフや役者を選びます。
- 楽しく、仲良くがモットーです。
大学報「風」Vol.45より