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障がい者支援サークル 「YELLTECH(エールテック)」

ICTを活用した障がい者支援

筋萎縮症など発話が困難な障がい者をICTを活用し支援する「YELLTECH」。2017年4月に活動を開始し、今年6月に大学の同好会として公認されました。本学非常勤講師を務め、「寝たきり社長」としても著名な佐藤仙務氏を支援アドバイザーに迎え、ICT機器を利用した視線入力システムのデモンストレーションを行い、その普及活動を行っています。視線入力とは、文字盤に表示されている文字に視線を送ることで、文字を入力することができるシステムで、障がい者のコミュニケーション支援装置として、一層の普及が期待されています。

他者とのコミュニケーションを支援する

 「簡単そうに見える視線入力ですが、実際にやってみると難しいんです」と話すのは、部長の加藤優さん。普及活動を通して、人に対する見方が変わり、みなさんが努力しているのを知ったと言います。応援する「YELL」と、技術を活用する「TECH」を組み合わせた造語「YELLTECH」には、最新技術を用いて、他者とのコミュニケーションを支援するという思いが込められています。人と人とのつながりをきっかけに、障がい者が生きがいをもって社会参加できるよう、今後も積極的に活動を行い、支援の幅を広げていきたいと意気込んでいます。

取材:新聞報道部 成瀬 早希

PORTRAIT

視線入力
意思伝達システム「miyasuku EyeCon」や「OriHime eye」を使用し、視線入力を行います。
さまざまな人との出会い
視線入力の勉強会や、病院、特別支援学校で行うデモンストレーションを通して、さまざまな人との出会いがあります。

大学報「風」Vol.49より

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