スギガールのリアルボイスをご紹介
「体験的な学び」を通して
観光を知る
文化情報学科に入学し、阿部純一郎准教授の「観光学」の授業を受け、観光という分野に興味を持ちました。世界遺産を巡るフィールドワーク「小笠原諸島観光研修プログラム」では、遺産保護に関わる行政職員や観光協会、旅行会社への聞き取り調査の他、島の動植物と触れ合うトレッキングツアーや伝統芸能「南洋踊り」の講習などに参加しました。また、小笠原諸島が米国から日本に返還されて50年という節目であったことから、当時の状況を知る島民の方々からお話を聞く機会もあり、小笠原独自の自然・文化・歴史を体験的に学ぶことができました。その他にも、株式会社読売旅行との産学連携プロジェクトでは、パッケージツアー(募集型企画旅行)の企画立案を行い、販売募集用のチラシ作成など旅行商品企画の一連の流れを体験し、商品を売るために必要なノウハウを学びました。
さまざまな視点をもつこと、
自分を表現すること
旅行商品の企画立案に携わり、旅行会社としての立場をはじめ、ターゲットとなる顧客に合わせたさまざまな視点をもつことが必要だと学びました。また、小笠原諸島での1週間にわたる現地調査では、島民の方々との交流を通して、さまざまな考え方があることを知り、体験的な学びが、自分の可能性を広げることに気付きました。現地で得られた調査結果は、他大学合同の研究発表会で報告を行ったのですが、ゼミの仲間と討論し、自分の意見を述べること、聞き手にどう伝えるかを考えながらプレゼンテーションすることなど、自分を表現し、情報を発信するスキルを身に付けることができました。将来は、学科での学びを生かし、観光に携わる仕事に就きたいと考えています。大好きな観光を通して、旅行の楽しさや感動、学びを伝えられる人になりたいです。
取材:新聞報道部 成瀬 早希
大学報「風」Vol.50より