2019.12.12
アーバンデータチャレンジ愛知ブロックが主催する「ハッカソン for チャレンジド」が12月7日(土)、サイボウズ株式会社名古屋オフィス(名古屋市中区)で開催されました。
「チャレンジド(Challenged)」とは、「障がいを持つ人」を意味し、障がいを人生の課題と捉え、挑戦する人を指します。このイベントは、障がいを持つ方がより一層の活躍ができるよう新しいアプリやサービスを開発する取り組みで、当日は、文化情報学科の向直人准教授がコーディネータを務めたほか、本学の障がい者支援サークルYELLTECHのメンバー3名が参加しました。
午前は、向准教授が、生体センサーによるアプリ開発キット「BITalino(ビッタリーノ)」と目の動きだけでパソコンを操作する視線入力装置「Tobi Eye Tracker(トビーアイトラッカー)」について解説しました。
午後には、学生や一般の参加者23名がチームにわかれ、障がいにより車いすを必要とする方からヒアリングを行い、アイデア創出に取り組みました。文化情報学科2年生の古寺志帆さんが参加したチームは、「情報収集の仕組みづくり for チャレンジド」と題し、BITalinoのセンサーを駆使し、環境や車いすの情報をリアルタイムに取得・蓄積するアイデアを提案。また、メディア情報学科2年生の伊藤亜衣理さんが参加したチームは、「トキめも どこでもいっしょ」と題し、障がいがある方の目線や口元の変化をセンサーで検知することで、日常生活での適切なアドバイスをしてくれる仮想コンシェルジュの提案を行いました。これら2チームは、イベントに協賛したクレアクト賞とサイボウズ賞をそれぞれ受賞しました。
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