2017.12.19
国際コミュニケーション学部棟2階の廊下に、冬の木々が色とりどりに展示されています。これは、メディア情報学科専門教育科目「メディア・コミュニケーション」(担当:宮下十有准教授)のワークショップ「小さな木を作ろう」で制作された成果物のインスタレーションです。
ワークショップは2週連続で実施され、まず12月4日(月)には元・愛知県児童総合センター長の田嶋茂典さんの案内により、イタリアのデザイナーで美術教育専門家のブルーノ・ムナーリが考案したクリエイティブな遊びのワークショップ「大きな木を作ろう」を体育館で行い、80人の受講生が全員で第2競技場いっぱいに3本の大きな木をつくりました。
翌週11日(月)の授業では、前週の制作を通して木の幹や枝の構造を再認識できたことを振り返ったうえで、次のワークショップ「小さな木を作ろう」を実施しました。大学構内の「木」を撮影し、その構造をよく観察しながら、一人一人が小さな木をつくりました。
これら2回にわたる実践的なワークショップ経験を通して、学生たちは「身のまわりにあるものであっても、よく見ることで改めて理解することができる」など、ムナーリのメッセージを自分たちなりに受け止めており、「ワークショップ」という「メディア」を実感する学びの場になりました。
小さな木々は、クリスマスまでの間、国際コミュニケーション棟2Fの廊下で真冬を迎えた私たちのキャンパスを見守り、彩ってくれています。皆さんもどうぞご覧になってください。
参考:「木をかこう (至光社国際版絵本)」
ブルーノ・ムナーリ
「ファンタジア」
ブルーノ・ムナーリ
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