2014.12.15
12月12日(金)、星が丘キャンパスで表現文化学科の堀田あけみ准教授がシンポジウム「物語を聴く・物語を観る」を開催しました。このシンポジウムは、大河ドラマ「龍馬伝」や朝の連続ドラマ小説「おひさま」等の演出を手掛けたNHK名古屋放送局・松園武大ディレクターをお招きし、テレビドラマ・ラジオドラマについて深く掘り下げて考える目的です。
第1部では、ラジオやドラマCDなどに関心を持つ学生3名が"物語を聴く"という観点から、それぞれの思いを語りました。
第2部では、松園氏と聴覚文化研究の論文を多く発表している本学・広瀬正浩准教授がクロストーク形式で、"物語を聴く"と"物語を観る"それぞれの視点から、演出の違いや制作の裏側を分析しました。松園氏は「常に、不特定多数の方に発信しているという意識が大事。きちんと向き合えていないのであれば表現すべきではない。」と放送することの難しさ語りました。また、実際に放送されたラジオドラマを聴きながら、苦労された音響制作の裏側について解説いただいた際には、驚きの声が上がりました。
参加した学生たちは、真剣な表情で話を聞き、積極的に質問しました。
最後に、松園氏は「学生時代は色々な経験をした方がいい。色々な人と出会い、その考え方や行動について深く考えてみてほしい。人と向き合った経験は必ずどこかで役に立つ。」と学生たちにエールを送りました。
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