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司書・司書教諭課程で学ぶ学生がストーリーテリングを体験

司書・司書教諭課程で学ぶ学生がストーリーテリングを体験

2022.07.01

 6月27日(月)、司書・司書教諭課程の資格専門科目「読書と豊かな人間性」(担当:福永智子教授)で、ストーリーテリングを楽しむ授業が行われ、学生約70名が参加しました。
 三重県四日市市の小学校や図書館などで活動する加納豊子さんと植原悦子さん(おはなしグループ「銀の櫂」所属)のお二人を講師にお招きし、コロナ禍で3年ぶりの開催となりました。
 ストーリーテリングは、耳からの読書とも言われ、絵本や紙芝居などは使わずに、語り手の声に耳を澄ませておはなしを楽しむものです。照明を落とし、ローソクをイメージした小さな光の中で、「屋根がチーズでできた家」「島ひきおに」など6つの物語おはなししていただきました。学生たちは、活字で書かれた平面の世界が、語られることによって生き生きと立ち上がり、言葉のリズムや肉声の温かさを伴って、体全体で楽しむことができました。
 続けてワークショップでは2つのグループに分かれ、物語をどのようにして覚えるのかという学生の質問に対して、言葉だけではなく場面をイメージして覚えるという回答がなされ、また今回6つの物語を選んだ理由や参加した子どもたちが騒いでいるときはどうするのかといった質問にも、講師のお二人は丁寧に答えてくださいました。
 学生からは、「表情や声のトーンをほとんど変えずに静かに物語が進んでいくのが心地よかった」「絵本の読み聞かせよりも自分に向かって話しかけられているような感覚を強く持った」といった感想が寄せられました。