2022.05.30
看護学科の「公衆衛生看護技術論」「公衆衛生看護管理論」(担当:肥田佳美准教授)で、現役の保健師の方を講師として招き、保健師課程を履修する4年生15名を対象に特別講義を行いました。
5月16日(月)に、お越しいただいたのは、美浜町住民課主任保健師の戸田志保氏、美浜町健康・子育て課の百合草智子氏、愛知県医療計画課の加藤直実氏、愛知県半田保健所健康支援課の伊達智和子氏の4名の保健師。5月18日(水)には、愛知県感染対策課の山本ありさ氏、愛知県医療計画課の山口さとみ氏、東海市社会福祉協議会の後藤文枝氏の3名を招き、行政保健師としての地域保健活動の内容や保健師活動の魅力ややりがいについてお話いただきました。
戸田氏は、保健活動とデータの活用について触れ、「保健師が聞く現場の声を生かしながら客観的に健康問題を捉えるために、保健師をはじめとした保健・医療・福祉関係者がデータを活用することが必要」と実際の業務とともに説明しました。また、出口氏は、新型コロナウイルス感染症をきっかけに、保健師がクローズアップされ感染症への保健活動の期待が高まったと述べ、「専門職業人として適切に判断し行動することが大切」と学生たちに伝えました。ほかにも、愛知県を事例に保健師の人材育成について解説。就職後も先輩がマンツーマンで指導するプリセプター制度の活用で働きやすい環境が整っていると紹介しました。
6月に公衆衛生看護実習や就職活動を控えた受講生たちは、「地域社会の状況を理解し、時代や状況に応じた関わり方ができる保健師になりたい」「データを分析する能力や資料を正しく読み取る力を身につけていきたい」など前向きな感想を述べました。
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