2020.09.19
学生の皆さんへ
椙山女学園大学
学長 後藤 宗理
前期授業は、ほとんどの科目が遠隔での実施という、過去に例のない授業方法になりました。学生の皆さんやご家族の方々のご協力に、心より感謝いたします。
9月21日から2020年度後期授業が始まります。新型コロナウイルスの新規感染者は、一時期に比べるとやや減少傾向にはありますが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。本学では、十分な感染予防対策など様々な工夫をしながら、皆さんが学びを止めることのないよう、全学を挙げて対応していきます。
後期は対面授業と遠隔授業を併用
後期授業の実施方法は、S*map等を通じて科目ごとの授業形態をご案内していますが、後期は、対面授業と遠隔授業を併用して実施することになりました。前期に実施したアンケートでは、対面での授業を希望する声、遠隔授業の継続を希望する声のどちらもいただいており、大学として、それらの希望に少しでも応えることができるよう、教職員一丸となって準備を進めてまいりました。対面授業と遠隔授業が連続する場合には、大学でも遠隔授業を受講することができるように、各学部において空き教室等の利用を考えています。また、対面授業への通学が困難な学生に対する配慮も行います。
新型コロナウイルス感染症の状況については日々変化しています。後期授業開始後も、状況によっては、予定とは異なる授業の実施方法に切り替えることもあります。S*mapのジャーナルは定期的に確認するようにしてください。
図書館等の施設利用が可能
図書館等の施設は、事前予約を行うことにより、利用が可能となっています。前期同様、郵送による書籍の貸出も行っています。詳しくは図書館のHPをご確認ください。
感染拡大防止に向けて
新型コロナウイルスについては、今となっては感染の可能性が誰にでもあることは、皆さんもご存じのとおりです。
コロナ禍の中にあって、皆さんには、「感染しない」「感染させない」ことを強く意識して感染予防に努めることはもちろん、感染してしまった場合も、感染拡大を防ぐため、責任ある行動を取っていただくようお願いします。
できるだけ人が密集している場所を避ける、人との間隔をあける、多人数での飲食を控えるといった新しい生活様式のもと、後期授業で登校する際には、毎朝の検温、マスクの着用、登下校時や食事中の大きな声での会話を控える、エレベータは極力利用しない、密閉を避ける、PC教室利用の前後に手指消毒を行うといった行動が必要になります。少し窮屈に感じるかもしれませんが、皆さん一人ひとりのこうした行動が、ご自身だけでなく、家族、友人の命を守ることになります。
また、同時に、感染者への差別や偏見、誹謗中傷は、絶対に許されることではありません。どれだけ感染予防をしても感染してしまうこともあります。感染が収束することを願う気持ちは皆同じです。
椙山女学園は、「人間になろう」を教育理念とし、「ひとを大切にできる人間」「ひとと支えあえる人間」「自らがんばれる人間」の3つを「人間になる」ことであると考え、一貫した人間教育を進めています。このような状況下である今だからこそ、人間性を尊重し、人と人との「絆」を重視し、人類の協調・連帯を大事にする人間をめざしていきましょう。
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