2019.12.19
本学と活字文化推進会議が主催する「活字文化公開講座」が、12月12日(木)に開催され、在学生および一般参加者およそ300名が参加しました。
本学で8回目の開催となる今回は、料理研究家の土井善晴氏をお迎えし「一汁一菜、和の心と言葉」と題した講演とトークセッションを行い、本学文化情報学部の福永智子教授がコーディネーターを務めました。
土井氏は大学卒業後、スイス、フランスでフランス料理を、大阪の老舗料理店で日本料理を学んだ後、料理学校講師を経て独立。「おいしいもの研究所」を設立し、食の場のプロデューサーとして地域色の洗練化や家庭料理の本質を伝える活動に取り組んでいます。
講演では、家庭料理を一生の仕事にするまでの思いを語り、その過程で出会った書籍や著名人の言葉と料理のつながりについて披露。良い言葉、人のためになる言葉との出会いが、読書の醍醐味であると指摘。その後、福永教授との対談では、料理の意義について意見交換。土井氏は、料理をする中に感動や面白さが秘められていることが、和食の魅力であると紹介しました。
会場では、参加者から「さまざまな書籍とどのように出会うのか」など熱心な質問が続き、土井氏はテレビなどで見かける親しみある語り口調で自身の思い出を紹介しました。
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