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文化情報学科でシテ方金剛流能楽師による特別講義を行いました

文化情報学科でシテ方金剛流能楽師による特別講義を行いました

2019.07.05

 7月1日(月)、文化情報学科「日本の伝統と文化」(担当:飯塚恵理人教授)で、シテ方金剛流能楽師である田中敏文氏を招き、日本の伝統芸能である能楽の特別講義を行いました。田中氏は、電子機器メーカーにおいて30年以上にわたり情報技術(IT)をベースに研究・開発に従事してきたキャリアもお持ちです。
 田中氏は、ユネスコの無形文化遺産である能楽の魅力を紹介するとともに、能の音楽性に対してIT分野の音声解析技術を用いた分析結果を解説。特に、金剛流のみに伝わる能「泰山府君」の謡において、能の本来の発声と西洋音楽の発声で謡った場合にどのような違いがあるか実演を交えて比較していただきました。
 参加した学生は、能という和の文化とITという先進技術が融合した研究成果に触れ、将来はITやAI(人工知能)が音楽による治療や癒しなど、人間の心を豊かにする分野に応用できる可能性があることを学びました。