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管理栄養学科:椙高生にPCR実験講座を開講

管理栄養学科:椙高生にPCR実験講座を開講

2021.12.24

 12月24日(金)、管理栄養学科の生化学研究室(担当:本山昇教授・石原実礼助手)が、椙山女学園高等学校の2年生の希望生徒を対象にPCR実験講座を実施しました。
 新型コロナウイルス感染症の検査法としてPCR(ポリメーラゼ連鎖反応)法が話題になり、今回は高等学校の教員から「2年生向けに理解を深める機会がほしい」という依頼に合わせて講義を行いました。
 参加した生徒たちは、PCR法を用いて、アルコール感受性遺伝子と肥満遺伝子の遺伝子型を調べました。はじめに、頬の内側を口腔スワブでこすり口腔粘膜細胞を採取し、DNAを抽出。その後、リアルタイムに増幅したDNAを検出するリアルタイムPCRと、PCRで増幅したサンプルからDNAの断片を検出するアガロースゲル電気泳動法を体験。ほかにも、アルコールパッチテストで、アルコール感受性を調査しました。最後に、遺伝子タイプの読み方や結果から読み取れる体に及ぼす危険性について学びました。
 生化学研究室のゼミ生の太田紗佑里さん、大竹純加さん、小田朱莉さんとのフリートークでは、入学のきっかけやコロナ禍での勉強方法、卒業論文の内容について紹介。サポートを担当した学生たちは、4年間の専門的な学びや実験での経験を生かした機会となりました。