2019.06.13
6月8日(土)、生活環境デザイン学科で、「何をデザインすることが重要なのか-日本を代表する2人のデザイナーからのメッセージ-」と題した特別講義が行われ、在学生や教員、外部関係者など170名以上が参加しました。
この講義は、同学科の専門教育科目「生活環境特別実習A」(企画:加藤和雄教授、滝本成人教授)の一環として行われたもので、日本を代表するふたりのインテリアデザイナーにお話を伺うことで、デザインやデザイナーという仕事について考える機会とすることを目的としています。
第一部では、橋本デザインスタジオ代表の橋本夕紀夫氏を講師に迎え、「超他力本願主義-たよる・よりそう・発見をする-」をテーマに講演いただきました。橋本氏は、与えられた条件を冷静に受け止め、先入観にとらわれず、打ち合わせ・設計・現場の各段階において、新たな可能性を追求・創造する姿勢について語りました。
第二部では、神谷デザイン事務所代表の神谷利徳氏を講師に迎え、「想いをデザインする-その人の想いをオペレーションという形に具体的デザインに落とし込む!」をテーマに講演いただきました。神谷氏は、デザインは形からではなく、「想い」から始まり、思考の振れ幅(大儀と本音など)と中道(多様な思考のミックス)の重要性について呼びかけました。
続く第三部では、加藤研究室に所属する4年生の藤田怜央菜さんが、今年5月にE&G DESIGN 学生デザイン大賞で優秀賞を受賞した作品「公園にとまる~都市につくる安らぎの場~」についてプレゼンテーションを行いました。
講演後には、生活科学部棟1階カフェにて交流会が行われ、参加した学生たちは、講師の先生方に質問をするなど有意義な時間を過ごし、将来について考える貴重な機会となりました。
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