2020.01.22
1月20日(月)、国際コミュニケーション学部の学生が企画運営する「多文化研究セミナー」を開催しました。
この企画は、学生が事前の勉強会や準備活動、当日の司会など大学の学びと社会との間に接点を見出すことを目的とし、年間を通して開催しています。また、セミナー当日は外部から講師を招き、英語や日本語による学生と議論を行い、学びを深めることを目指しています。
今年度3回目となるセミナー(担当:池沙弥准教授)では、「The Status of English as a Lingua Franca in Japan (日本における国際共通語としての英語の現状)」と題し、World EnglishesとEnglish as a Lingua Francaの分野で幅広く活躍しているジェームズ・ダンジェロ教授(中京大学)を迎え、講演と議論を行いました。
講演では、ダンジェロ教授がWorld Englishesの基本的概念からEnglish as a Lingua Francaの概念まで分かりやすく紹介。そうした考え方を初めて聞く学生らも、すぐに引き込まれていきました。英語を母語とする人々でも国によって使う前置詞が違うことや、間違った使われ方でも徐々に一般的な表現方法に変化した事例など、身近なところで見られる英語の多様性を説明。英語教育においては、「多様なコミュニケーションに対応できる英語」を目標とすることの必要性を指摘しました。
受講した学生からは、これからの英語教育に役立つ教員養成について質問や意見が出るなど、活発な議論が繰り広げられました。学生自らが運営する「多文化研究セミナー」では、毎回異なるテーマに基づいて行われており、参加者同士で学部での学びを深めています。
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