創作を通して、“自分を表現する言語”を確立する。
表現のプロである作家でも、読み手にその真意を伝えるのはとても難しいこと。このゼミでは、学生自ら小説を中心としたさまざまなジャンルの作品を創作することで、自分の表現したいことを的確に相手に伝える能力を磨きます。自分の表現したいことが伝わらないときには、何が原因なのかをディスカッションを通して理解していくことで、“自分を表現する言語”を確立していきます。また、創作活動のなかで、特定の学生にファンがつき、次回作を楽しみに待つという光景が見られるのも、他には見られないこのゼミの大きな特徴です。
堀田あけみ 教授 プロフィール
作家。愛知県立中村高校在学中に「1980アイコ十六歳」で文藝賞を受賞。同作品は、映画・ドラマ・ラジオドラマ・マンガとなり、当時としては、ほぼ全てのメディアを網羅した。その後、文筆活動に入る。並行して、名古屋大学教育学部、同大学院で教育心理学を専攻。専門は学習・発達心理学。それらの知見と、自ら発達障害を持つ子を育てた経験を通して、NPO法人「アスペ・エルデの会」において、障害児者、及びその家族の支援活動にも力を入れている。代表作は「花くらべ」「われも恋う」「花のもとにて」「発達障害だって大丈夫」。