看護学は、命の芽生え、誕生から死に至るまでの健康や病気、障害、死に関する人間の営みとそこでの援助を対象にした学問です。どのような状況においても、その人の持てる力を発揮して、その人らしく生活できること、最期までその人らしく生きることができるるための看護を探求します。
椙山女学園大学看護学部は2010年に開設され、今年で12年目を迎えます。この2年間はCOVID-19感染拡大が起こり、医療看護を取り巻く環境に多大な影響が及びましたが、本学部卒業生の多くは看護師・保健師・助産師・養護教諭等の身近な保健医療職として、粛々とそれぞれの職場で貢献しています。その姿勢は、卒業までの4年間を通じて社会人としてのより豊かな教養を身につけるとともに、椙山女学園大学の教育理念である「人間になろう」を、「人を大切にできる、人と支えあえる、自ら頑張れる」こととして、修得できたからこそと考えます。
看護職を取り巻く環境は、人口構成、疾病構造、保健医療制度等によって大きく変化します。本学部では、「生活、地域包括ケア」をコアとし、予防、健康維持、回復等のすべての健康の状況を視野に入れたカリキュラムを展開します。4年間の学修が、看護職としてのアイデンティティ形成の礎となるよう教職員一同願っております。
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