本学の個性や特色を活かし、学生等の多様なニーズに質の高い教育で応えていくため、本学では、学長のリーダーシップの下、2013年度から毎年「椙山女学園大学改革アクションプラン」を策定し、教育改革に取り組んでまいりました。
2020年度は「椙山女学園大学中長期計画 2020年4月~2030年3月」の実施計画第一期のスタート年度でしたが、新型コロナウイルス感染症への対応という、これまで経験したことがない危機に直面しています。そのような中、学びの継続及びさらなる教育改革を推進すべく、「椙山女学園大学改革アクションプラン2020」を策定いたしましたので、ここに概要を報告いたします。
1教育内容の充実
- 教養教育科目の充実
学生のデジタルデバイスの使用状況に応じた情報リテラシー教育について、現状分析を行い、質の向上を図ります。
2学修支援
- きめの細かい指導体制の確立
「椙山女学園大学 学生支援に関する方針」に基づき、学生が心身ともに安心して健康的な学生生活が送れるように、きめの細かい修学支援・生活支援・進路支援を行います。 - 図書館機能の充実
さまざまな状況に対応できるように、電子書籍やデータベースの見直し、郵送による図書貸出などを実施し、利用者の利便性の拡大、充実を図ります。 - ICTの活用
現在のE-learningシステムの利用状況を検証・改善し、安定したネットワーク環境、PC環境の整備を進めます。
3学生生活
- 経済的苦境にある学生の支援
新しい修学支援制度の運用を進めるとともに、各種給付金、奨学金制度の情報をわかりやすく発信し、修学の継続が困難になっている学生が継続して学びを続けることができるように支援します。 - 安心・安全を生む危機管理体制の整備
危機事象(海外渡航、感染症等)の洗い出しとレベル分けなどを行い、危機事象に応じた対応マニュアルを作成し、全学・学部の危機管理体制を整備します。
4キャリア支援
- キャリア育成センターの充実
Web面接や動画でのエントリーなど、採用コンテンツの変化に伴う面接場所や撮影場所の整備を行い、キャリア育成センターの機能の一層の充実を図ります。 - ニーズを把握するアンケート調査の実施とフィードバック
キャリア教育に係るカリキュラムの効果的な運用を図ることができるよう、在学生・卒業生に対するアンケート調査を実施し、エビデンスに基づいて、キャリア教育及び人材育成の改善・充実を図ります。
5学生確保
- 適時的なアドミッションポリシー
時代の変化と社会のニーズを踏まえ、適時性のあるアドミッションポリシーを編成し、公表します。
6社会連携
- 地域内外における他大学、行政組織との連携
他大学との連携を推進し、学生や教員の知的活動の活性化を図ります。また、名古屋市、千種区、名東区、日進市をはじめ、東海地区の行政組織との連携を進め、学生ボランティアや教職員の派遣など、さらなる活性化を図ります。
7マネジメント
- 総合学園のメリットを活かした教育の展開
保育園、幼稚園、こども園から大学・大学院までを擁する総合学園のメリットを活かし、学園内の各園・各校と連携した教育をさらに進めていきます。