2021.10.15
園庭で子どもたちが育ててきたひまわりの種を収穫しました。始めに保育士が花茎を花壇から抜こうとしていると、子ども達も後ろに続いて手伝ってくれました。「うんとこしょ、どっこいしょ」と『おおきなかぶ』の一場面を再現しながら、力を合わせて抜くことができました。
種の部分は干しておき、葉や茎はそのまま遊びに使うことに。根の部分を箒に見立て「おそうじ、おそうじ♪」と園庭を掃いたり、「傘さしてるの」と頭の上にかざしたり、ごっこ遊びを楽しみました。
数日後、乾燥させた種を子どもたちと一緒に取りました。ぎっしり詰まった種は摘まむのが難しく、一つ一つ丁寧に取っていきます。どの子も集中して無言になっていました。
あまりに多くの種に全部取るのは諦めそうになっていた時、ある子が種の部分を軽く叩くと種が落ちてくることに気づき、「こうやってトントンするといっぱいとれるよ」と教えてくれました。それを見て他の子も真似してやってみます。「ここ(茎の部分)を持って、下向きにするといいよ」とコツを教え合いながら、最後まできれいに取りきることができました。袋いっぱいに取れた種を見て「また埋めたらひまわり咲くかなあ」と来年も楽しみにしている様子の子ども達でした。
自分たちで考え、気づいたことを言葉で伝え合う姿に成長を感じました。