2021.10.15
先月のすぎのこのこ通信でお伝えしたみかん組で飼育していた2匹の青虫が羽化しました。
朝、登園してくると1羽のアゲハチョウが飼育ケースにいることに気づき大興奮!お友達が登園してくるたびに「チョウチョ!」「あっち!」と片言で伝えては嬉しそうにみんなで顔を並べて見ています。まだ羽化して間もない蝶はじっとしているので子どもたちはじっくりと観察することができました。
「はらぺこあおむし」の絵本を読んでさなぎの時は寝ていることを知り、「だいじ」「みんなの」「ねんね(してるよ)。し~っ」とお友達にそっとしておくことを知らせる姿もありました。また、絵本を通して青虫からさなぎ、蝶へと成長することを知り期待感も高まっていたので羽化したことはとても大きな喜びでした。
このままではお腹がすいてしまう事を話し、納得した子どもたちと外に逃がしてあげることにしました。みんなで飼育箱を持ち合って「わっしょいぴっぴ」の掛け声とともに嬉しそうにテラスに持っていく子どもたちでした。保育士が蓋を取る様子をじっと真剣な表情で見守る中、ふわりと蝶が羽ばたくと「とんだ!」「たか~い!」「またね~!バイバイ~!」と歓声が上がり、それぞれ声を掛けてしばらく飛ぶ姿を見守っていました。
空になったさなぎにもドキドキしながら触れると「カサカサ」「やわらかい」「いないね」と言っていた子どもたちです。身近な小さな生き物の飼育を通して生命の尊さや自然への関心を持つことができました。