すぎのこのこ通信

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園長先生の宝物

2019.10.15

 屋上へ行く前と帰って来てからの恒例行事となっていること、それは園長先生への「いってきます!」「ただいま!」の挨拶です。園長先生とタッチをして元気に出発していきます。

ある日、屋上へ行くと春に咲いていたタンポポやダンゴムシ、アリなどの虫が居なくなっていることに気付いた子ども達。「ダンゴムシいないね~」「タンポポは?」と不思議そうにしていました。その代り、ねこじゃらしが沢山咲いていることに気付き「なにこれ?」「フワフワする」と大興奮していました。沢山集めて大切そうに握りしめ「ママにお土産なの」「ご飯作るの」と口々に話してくれる中に「園長先生におみやげ」と言って持って来てくれた子がいました。保育士がそれぞれの集めたねこじゃらしをティッシュで包み屋上を下り、園長先生へ渡しに行きました。園長先生はニコニコの笑顔で受け取ってくれ渡した子ども達も満足気な表情をしていました。

子ども達のねこじゃらしはその後・・・園長先生はドライフラワーにして職員室の机に飾ってくださっていました。

保育士が「園長先生の宝物見に行く?」と聞くと「えー、なに?」「みにいく!」と目を輝かせて職員室へ向かいました。

IMG_7065.JPGIMG_7067.JPGIMG_7070.JPG職員室は普段子ども達が入れない特別な場所、しかし今日は入れる楽しさでワクワクしていました。園長先生の机の横に上る台が用意され、そこに上ると「わー」「かわいい」の子ども達の声が聞こえてきました。そこには、ドライフラワーになったねこじゃらしと、ぐりとぐらのポストカードが飾ってありました。園長先生から「みんなのお土産のねこじゃらしだよ」と聞くと取ってきた子どもは嬉しそうな顔をしていました。

自分が大切にしている物を誰かにあげ、それを大切にしてくれている姿を知ったときの子ども達の嬉しそうな表情、気持ちが感じられました。

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