2013.11.25
11月22日(金)卒園児の保護者でもいらっしゃる動物写真家、小原玲さんに環境についての話を聞きました。小原さんは、タテゴトアザラシの赤ちゃんを題材とした写真などを撮影されて多くの写真集を出版されています。
かわいいアザラシの赤ちゃんの写真を見ながら、アザラシの生態をわかりやすく教えてくださいました。映し出される赤ちゃんアザラシの映像に「きゃーかわいい!」と子どもたち。アザラシの出産は大変スピーディーで世界で写真に納められたことが未だないことや、出産後あかちゃんは目が見えないからにおいで母親を探すことや、生後14日で親離れするなど、大人の私たちが聞いても大変興味深い話でした。
その赤ちゃんアザラシが過ごす氷が地球温暖化により10年前に比べるとものすごく小さく少なくなっているそうです。そのために、氷が溶けてしまって死んでしまう赤ちゃんがたくさんいること。氷の下にはプランクトンが豊富にあるのでそれをえさに魚がよってくるのですが、氷が無いことで捕食できる魚が少くなったことといった、今アザラシが置かれている過酷な環境について話が進むと、真剣な表情になる子どもたち。環境についての話は、少し科学的な話も含まれるので難しく考えがちですが、小原さんは「子どもは自然を好きになろう。好きになれば大切にする。」と丁寧に話してくださいました。
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