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高知県の野菜や果物でおいしく学ぶ食育活動

高知県の野菜や果物でおいしく学ぶ食育活動

2018.02.05

 本校では食育事業の一環として、平成27年度より高知県の農業士(優れた農業経営とともに、地域の農業リーダーとして、担い手育成や農業振興を図る農業者を県が認定している)を招いて、「高知の野菜や農業を知ろう!」と題した親子対象特別講座・料理教室を行っています。今年は、日程の関係で講師を招くことはできませんでしたが、食材の提供をいただき、高知県の野菜や果物で食育活動を行いました。
 1月20日(土)に行った毎年恒例の土曜講座「食育講座~冬の野菜を使ったあったかいグラタンと文旦のゼリーをつくろう!~」では、中学生と高校生合わせて約60名が参加。名古屋市中央卸売市場北部市場の協力を得て、青果店を営み食育インストラクターでもある大野氏、加藤氏、渡辺氏、野菜ソムリエでもある鳴尾氏の計4名の講師を迎え、講義と調理実習を行いました。献立のグラタンと白菜サラダには、冬が旬のれんこんや下仁田ねぎ、白菜やブロッコリーの仲間で変わった形をしている「ロマネスコ」を使用しました。白菜サラダには、マヨネーズとヨーグルトを合わせたドレッシングを作り、それにみかんの絞り汁を加えて「旬」を味わいました。お楽しみのデザートは、セントライ青果の木村氏、野菜ソムリエの市橋氏を講師に招き、高知園芸連の協力を得て、高知県産文旦を使った「文旦ゼリー」も作りました。文旦はすっきりとした味わいで、生徒にとってはあまり食べる機会のない初めての味として好評でした。
 また、高校1年生「家庭科」の調理実習においても、セントライ青果、高知園芸連から提供いただいたししとうと夜須のフルーツトマトで「鶏肉のハンガリー煮」「マセドアンサラダ」を作りました。ししとうに苦手意識を持っていた生徒も、「ホワイトソースに合う」「もっと食べたい!」と苦手を克服!糖度が一般のトマトの倍以上という夜須のフルーツトマトも、肉厚でとても甘い濃厚な味を楽しんでいました。
 多方面で食に携わる方々の「旬のものを知ってほしい」「地場産物を食べてほしい」「もっと野菜をおいしく食べてほしい」という思いに支えられた本校の食育活動ですが、生徒の食に対する知識が増え、意識が変わってくれることが期待されます。