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「高知の野菜と農業」についての特別講座を開催

「高知の野菜と農業」についての特別講座を開催

2016.11.28

 優れた農業経営とともに、地域の農業リーダーとして担い手育成や農業振興を図る農業者を県が認定する「農業士」。この農業士を高知県から招いて、「高知の野菜や農業を知ろう!」と題した親子対象特別講座・料理教室が11月19日(土)、山添キャンパスで開催され、高校生14名、中学生1名、保護者16名が参加しました。
 この講座は本校が今年度に指定を受けた文部科学省スーパー食育スクール事業の一環で「和食教育の実践」の取り組みとして実施。PTAと協力して親子対象講座とすることで、保護者の食育に対する関心も高まり、親子で一緒に料理をしながら国産農産物の品質の高さや先進農業を知る機会となりました。
 まずはじめに、高知県が日本一の生産量を誇るニラ、シシトウ、ナスなど特産野菜の生産者である青年農業士9名が、野菜や果物の栽培方法や農業の現状について講義。ナスの苗1株から約300個のナスを収穫できることや、シシトウ害虫防除に化学農薬をできるだけ使わないため、天敵昆虫のテントウムシを購入してハウスに放していること、トマト栽培では水分コントロールすることで糖度の高いトマトを作り出し、「フルーツトマト」としてブランド化し、高品質トマトとして全国へ出荷していること、メロンやスイカは苗から大切に栽培管理し、厳選した1玉だけを残し、手間隙をかけて育て生産していることなどを学びました。
 続いて高知の野菜を使った調理実習として、「ヤッコねぎのなめ茸和え」「シシトウのベーコン巻き」「ニラとん炒め」「ニラとすり身のすまし汁」「ナスのたたき」を調理し、高知特産の「エメラルドメロン」「スイカ」「山北みかん」「フルーツトマト」とともに試食しました。
 参加した高校生からは「ニラがすごく美味しかった。いつもは餃子に入れていたが、新しい料理をたくさん学んだ。」、保護者からは「野菜を育てる大変さを改めて感じた。安い野菜を選びがちだが、手間がかかった野菜の価値も考えて美味しく食べたいと思った。」と、高知県の野菜や農業について新たな発見があったようです。