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中学3年生が「模擬裁判」を実施しました

中学3年生が「模擬裁判」を実施しました

2015.11.10

 中学3年生の社会科の授業で、11月4日(水)、5日(木)の両日、愛知県弁護士会の弁護士の方々を講師にお迎えし、「模擬裁判」を実施しました。模擬裁判に参加した生徒たちが、刑事裁判や裁判員制度への理解を深めるとともに、物事を多角的に見て判断し、討論の中で自分の意見を的確に述べることを学ぶために企画されたものです。
今回は、被害者の親友である被告人が、被害者と口論の末、被害者を殺害したという架空の「殺人事件」を題材に、被告人の犯人性を判断するものでした。
 授業の前半では、生徒たちは、裁判官・検事・弁護士・被告人・裁判員などの役割に分かれ模擬裁判劇を演じました。難解な専門用語にとまどいながらも、生徒たちは被告人役の入廷から被告人の最終陳述まで一連の流れに従い、それぞれの役を熱演。役割のない生徒たちも裁判員・傍聴人となり、友人の演じる裁判の内容に聞き入っていました。
後半は、生徒が3つのグループに分かれ、弁護士の方々の指導を受けながら、裁判中に提示された証拠をもとに有罪か無罪かについて評議しました。評議では、多角的に検証し、論理的に考え、自分の考えを整理していくことが要求され、提示されたアリバイ証言の信用性、凶器に付着した被告人の指紋の評価などについて、どのグループも活発な議論が繰り広げられました。今回の事件について、被告人に対して同情する意見を述べる生徒や、討論の中で自分の意見が変化していく生徒の姿も見受けられました。