6月17日（土）、椙山女学園高等学校にて、寒天製造の国内シェアNo.1企業である伊那食品工業株式会社の北林怜氏と馬部裕也氏による「寒天」についての特別講座・調理実習が行われ、高校生82名が参加しました。この講座は、本校が昨年度に指定を受けた文部科学省スーパー食育スクールの取り組みの一環として引き続き実施したものです。
　当日の講座は、寒天の歴史や原材料の本物を見ることから始まり、現在、寒天が食物繊維豊富なノーカロリー食品で、便秘改善・ダイエット効果、メタボリックシンドローム予防などがあることや含まれているアガロオリゴ糖が、ロコモティブシンドローム予防にも繋がることを学びました。さらに、近年ではコンビニのお弁当などに使用される食べられる寒天フィルムや身近な食品、歯磨き粉や日焼け止めクリームなどその用途が広がっていることに生徒たちは驚いていました。
　調理実習では、冷やしお好み焼き・水ようかん・寒天入り味噌汁を作り、寒天尽くしの料理を味わいました。寒天とゼラチンの違いについても、資料だけで学ぶのではなく、オレンジのゼラチンゼリーを作って比較。原料や調理法の違いを学び、寒天の扱いやすさにも気づくことができた実習となりました。