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メディア情報学科生がフェイクニュースのシンポジウムで発表

メディア情報学科生がフェイクニュースのシンポジウムで発表

2017.12.21

 まことしやかな嘘の「フェイクニュース」について考えるシンポジウムが12月16日(土)、名古屋市教育館(名古屋市中区)で行われ、メディア情報学科生が参加者を前に、ミニ講座の発表を行いました。
 これは、名古屋のメディア関係者などで作る「市民と言論」がメディアの様々な課題について考えるイベントとして毎年開催するもので、今回は真実に見せかけてねつ造され、世界中で波紋を呼ぶフェイクニュースをテーマに講演会とシンポジウムが行われました。
 昨年のアメリカ大統領選でも「ローマ法王がトランプ氏を支持」といった、聞いたら信じてしまいそうなフェイク(偽)ニュースがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて広く拡散しました。そこでシンポジウムの冒頭、そもそも主な拡散元となるSNSの仕組みや特徴について、メディア情報学科の脇田泰子教授のゼミ3年生の大岩葵さんと島谷苑実さんが、参加者に向けて10分ほどのミニ講座を行いました。ツイッターに代表される各種SNSを、いつ、どのように使うのか、それぞれの利点や欠点は何かなどについて分析し、これらのサービスを日常的に使いこなす若者層以外の幅広い年代の人たちにも分かりやすく、丁寧に説明しました。会場では、年配の男性も時々、頷きながら二人の話に聞き入っていました。
 シンポジウムは脇田教授の司会で、講演者とともに会場からの質問について考える方式で進められ、5月のフランス大統領選でもマクロン新大統領について事実と嘘を巧みに混在させたフェイクニュースが氾濫し、現地の新聞社が監視と排除に立ち上がった事例をもとに、事実かどうかを確認して虚偽を見抜く「ファクトチェック」の重要性に言及しました。
 また、日本でもこれにマスメディアがもっと積極的に関わっていくべきだとする指摘には、「日本人の無関心や問題意識の低さは、それで何とかなるものでないのでは」と辛口の学生もいる一方で、初めてふれたフェイクニュースをめぐる深刻な状況を前に、巻き込まれないためには、事実は何か、その根拠は、と懐疑の目を持って臨めば「誰でもできる」ファクトチェックを前向きにとらえ、たとえ個人に負荷がかかっても複数の情報源に接して確認作業を行う自衛の大切さが強調されていました。