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メディア情報学科「出版文化論」、国コミ小川教授らと特別講義「雑誌を作るということ」

メディア情報学科「出版文化論」、国コミ小川教授らと特別講義「雑誌を作るということ」

2017.06.06

 5月30日(火)、メディア情報学科「出版文化論」(担当:脇田泰子教授)で、地域雑誌の編集長も務める国際コミュニケーション学部・小川雅魚教授と執筆者の石井芳典さんをゲストスピーカーに、「雑誌を作るということ」と題した特別講義を行いました。
 「渥美半島の風」は小川教授を編集長に、一般の地域情報誌とは趣を異にする形で昨夏創刊されました。必ずしも職業人としての文筆家ではない地元在住の人たちも、小川編集長の薫陶を受けながら、身近な自然や風物との関わりを長短さまざまな作品に描き出し、今年春発行の第2号にも渥美半島の素晴らしさが個性豊かに表現されています。
 講義には、スタントマンからトマト農家、さらには潜水漁にも手を染め、海や魚との交わりを深めていく自らの歩みを創刊号で12ページの初の大作『海は命がけの遊び場だ』に著した石井芳典さんが、文章指導を受けた小川教授とともに参加してくださいました。
 石井さんは幼い頃から剣舞に熱中し、17歳で日本一を極めると、格闘技の修業を経て、東京でスタントマンとして活躍し始めました。しかし、24歳で母を亡くし、志半ばで渥美半島に戻り、鬱屈とした心持ちで家業の農家を継ぐうちに、身近にあってもそれまでは気にも留めていなかった海という新たな場と出会い、さらには、魚を捕る命がけの格闘の世界を知って執筆するに至ったいきさつを、ジェスチャーともども生き生きと語りました。小川教授は、時折目を細めながら聞き入り、定価千円の雑誌をつくるとは、それだけ出しても買おうと思える、そして読んでよかったと満足させられる文章にしなければならない責任のことだと、エピソードを交えて説きました。また、最初は句読点の付け方さえ知らなかった石井さんにも授けたという、いい文章を書く秘訣として、書いたら必ず自分で音読し、つっかかるところを修正しながらリズムを生み出すと読みやすい文になること、あるイメージの内容に触れたら必ずそれと対になるものを出して全体のバランスを取るように努めることの2点を挙げ、これを聞いた学生たちは早速、次のレポート作成の際に実行すると意気込んでいました。
 型破りな体験談やガッツあふれる話しぶりの石井さんは、講義後も履修生から寄せられる質問の続きや生き方の悩みに一つずつ丁寧に応じてくださっていました。

「渥美半島の風」創刊号96頁 特集「海に遊ぶ、海に生きる」(平成28年夏)
        第2号96頁 特集「土をつくる、土でつくる」(平成29年春)
        第3号96頁 特集「半島の芸術家たち」(平成29年秋発行予定)