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国際シンポジウム「歴史・神話・フォークロア----現代カナダ作家ラリッサ・ライとヒロミ・ゴトーの世界」を開催しました

国際シンポジウム「歴史・神話・フォークロア----現代カナダ作家ラリッサ・ライとヒロミ・ゴトーの世界」を開催しました

2015.07.09

 6月24日(水)、国際シンポジウム「歴史・神話・フォークロア----現代カナダ作家ラリッサ・ライとヒロミ・ゴトーの世界」が開催されました。このシンポジウムは、科学研究費補助金基盤研究(C)「現代西海岸カナダ文学:「多文化主義」、「人種主義」、「植民地主義」のポリティクス」(代表:戸田由紀子)の一環として企画・開催されました。現在カナダで活躍中の作家ラリッサ・ライ氏とヒロミ・ゴトー氏を招聘し、両作家が紡ぎ出す物語における「歴史、神話、フォークロア」についてお話いただきました。
 中国系カナダ人作家のラリッサ・ライ氏は、蒲松齢の『聊斎志異』が自身に与えた重要な影響について、中国系マイノリティとしてカナダで育った1980-1990年の社会背景に触れながら説明。また、日系カナダ人作家のヒロミ・ゴトー氏は、祖母の日本昔話を聞きながら移住先カナダで育った生い立ちに触れられ、食文化が人間の一つ一つの細胞の記憶に刻まれると同様に、「物語も文化に張り付いている」ことを指摘し、日本の神話や民話がいかに自身の世界観、物語世界に重要な役割を果たしているかについて語り、作品にアジア系カナダ人のルーツがどのように影響を与えているかなどを紹介しました。
 講演会には、本学の約120名の学生、関西や近隣地域のアジア系北米文学の研究者や、本学教員および卒業生など多くの参加者があり、現役カナダ人作家の講演を聞くことができる貴重な機会となりました。シンポジウムの前後には作品の即売会も開催され、参加者が買い求めた本にサインをもらい、談笑する場面も見られました。