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上手か下手は問題じゃない!
子どもが表現する豊かな世界とは?

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  • 感性
  • 幼児教育
  • 表現

  • 1絵を描くことは好きですか?

    「絵を描くことが苦手」という人がいるのはなぜでしょうか? それは子ども時代に、ほかの子どもと比べられたり、「こう描きなさい」と言われたりした体験があるからでしょう。
    子どもにとって、絵の上手・下手は重要ではありません。絵画を描くことは、何かを感じ、思考やイメージを持ち、色や形で表現していくことです。本能的な「生きる喜び」であり、「知の統合」が行われ、子どもが成長する上での重要なプロセスなのです。

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    2.子どもの世界は「異文化」?
  • 2子どもの世界は「異文化」?

    しかし、子どもの感性はユニークで、描いた絵を大人が見ると、まるで「異文化」のように感じられます。 例えば、「風」をテーマに絵を描いた時、画用紙にハサミで何本も切れ目を入れる子どもがいました。 大人は「作品を傷つけてはいけませんよ」と注意するかもしれませんが、その子は絵に切れ目を入れることで、身を切るような冷たい北風を表現したかったのです。 美術教育者ローウェンフェルドなどの研究により、大人は視覚を重視した客観的・写実的な表現が多いのに対し、子どもは体感したままの主観的・情緒的な表現が多いことがわかっています。
    「写実的に、上手に描こう」とする表現が増えてくるのは小学校、中学年以降です。
    ですから保育者や幼児教育者は、幼児期独自の世界や表現方法を理解した上で、作品をきちんと「読んで」あげることが大事なのです。

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    3.生活そのものがアート!
  • 3生活そのものがアート!

    教育界では、イタリアの小都市レッジョ・エミリアが始めた教育法が世界的に注目されています。
    一人ひとりの個性を尊重し、成長に合わせ、子どもが自由にアート体験などに取り組める道具や環境を整えて、表現力や思考力を養っていくプログラムです。
    そもそも幼児たちにとっては、毎日の生活自体がアートや学びです。感じること、表現することを繰り返し、豊かな世界や感性を築いていくのです。このように表現やアートに目を向けることで、子どもをより深く理解し、保育・教育に役立てることができるのです。

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教育学部 子ども発達学科 教授 磯部 錦司 先生

教育学部
子ども発達学科 教授
磯部 錦司 先生
保育や幼児教育は、「子どもが好き」というだけではできません。「そもそも人間とは何だろう」「子どもが育つとはどういうことだろう」と考えることが大切で、その切り口の1つとして「表現」があると思います。
アートや表現は、子どもの感じ方・見方・考え方・生き方を豊かなものにしていく手段です。
それは保育者や教育者にとっても同じことだと言えます。すべての子どもはアーティストです。
あなたも子どもたちに負けないように想像力と感性を広げて、自分の中に豊かな世界をつくっておいてください。
この学問が学べるのは…
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教育学部子ども発達学科保育・初等教育専修
教育学部 子ども発達学科 保育・初等教育専修