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いにしえの美を記録し、再現する

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  • 1仏様たちはどんな姿をしているかな?

    仏像や仏画の仏様はいろいろな姿をしています。本来どういう姿なのかは、お経の中にも書かれていますが、言葉の解釈の仕方で変化したり、高僧の意見を取り入れたりしながら、地域や時代ごとにアップデートされてきた姿が現代に伝わっています。怖い顔をした不動明王(ふどうみょうおう)には「変顔」のように見える面白い表情のものもありますが、多くの仏像はその仏様が一番きれいに、カッコ良く見えるポーズをしています。
    そうした、カッコいい、可愛い、面白いといった印象をもつことも仏教美術に近づく最初の一歩です。
    なぜそのように表現したのかを考えることで、アジアの文化の本質に迫ることもできるでしょう。

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    2.情報技術による新たな発見の可能性
  • 2情報技術による新たな発見の可能性

    文化財と呼ばれるような仏像の多くは、後世の人々に手を加えられて現代に伝えられてきました。
    中にはすでにもともとの彩色が剥げ落ちてしまっている作品もあります。当時の姿を再現するためとはいえ、文化財に直接色を塗ることはできません。しかし仏像の形をデジタルデータで記録し、コンピュータ上で着色することで、制作当時の人たちが見ていたであろう姿を再現できるようになりました。美術史学の分野でも、実物そのものと向き合うだけでなく、現代の情報技術を積極的に取り入れた調査・研究が進められるようになってきており、肉眼での観察だけではわからなかった新たな発見が報告されています。

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    3.記録した情報を多くの人たちに活用してもらう
  • 3記録した情報を多くの人たちに活用してもらう

    美術作品は年月とともに状態が悪くなり、災害や盗難にあう恐れもあります。ですから情報を記録し、後世に伝えることも、文化財を保護する上で重要な作業です。また、記録したデジタルデータを「バーチャル・ミュージアム」のような形でインターネットで公開すれば、誰でも気軽に作品を鑑賞したり、学びに生かしたりできます。
    こうしたデジタルアーカイブの取り組みは、貴重な資料を扱う博物館や図書館などでも積極的に行われており、学芸員や司書をめざす人にもそのような知識が求められています。

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美術史学、文化情報学が向いているかも!

文化情報学部 文化情報学科 准教授 見田 隆鑑 先生

文化情報学部
文化情報学科 准教授
見田 隆鑑 先生
美術史学の研究では、自分で作品を上手につくれる必要はありません。「ものを見ること」が好きで、作品と向き合える人なら、面白いと思ったことの中に、今まで見過ごされてきた発見があるかもしれません。
文化情報学部には、情報・歴史・観光などの分野で活躍している教員がいるので、ただ美術作品について学ぶだけではなく、その知識を社会の中でどのように生かしていけるのかについてもヒントを得ることができます。
私の研究室では、座学だけではなく、博物館や寺社などに足を運び、自分の眼で確認して考える時間を大切にしています。
この学問が学べるのは…
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文化情報学部文化情報学科
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