CAREER GUIDE BOOK 2019 - Sugiyama Jogakuen University
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企業へのアプローチPART34【自己PR】失敗例からのケーススタディ(1)「強みとエピソードがずれているエントリーシート」     一見つながりのある文章に見えても、注意が必要エントリーシートで「自己PR」や「強み」を記述する場合、「○○が強みです」などという「結論」が必要ですが、その「結論」がエピソードとマッチしていないケースが多く見られます。この例文では、「意思疎通を図ることができる」という強みに対して、「チェック表を作成して確認した」「呼びかけを積極的に行った」という2つのエピソードを書いています。一見つながりのある文章に見えますが、果たして本当にそうでしょうか。     視点を変えるとマイナスになるエピソードもある「チェック表」のエピソードは、対策に至るまでのふたりの意思疎通が具体的に書かれていないので、強みとの結びつきが弱く感じます。また、「メンバーからの徴収漏れがなかった」という点については、果たして「意思疎通」による成果と言えるでしょうか? 「呼びかけを積極的に行った」とありますが、「口うるさく催促した」という見方をされ、意思疎通がしっかりとできていたのか疑問に思われる可能性もあります。     よりエピソードとマッチする「強み」を探す改善点としては、「結論となる強みの見直し」と「エピソードを1つに絞る」の2点。「チェック表」のエピソードに絞り、そのエピソードとより強くマッチする「物事をミスなく正確に行う」という強みに変更しました。自分で結論づけた強みと、それを裏付けるエピソードがマッチしているかを客観的に確認しておくことが大切です。POINTPOINTPOINT53BEFORENGPOINT● 強みとエピソードがズレている(全体を通して)● 1文が長くて読みづらい私は、意思疎通をきちんと図ることができます。大学でスノーボードのサークルに所属しており、私を含めたふたりで経理を担当しています。約80名のサークル費や合宿費などをきちんと管理するためには、経理担当の間での意思疎通をしっかり行わなくてはなりませんので、私たちは、担当業務の中での間違えやすいポイントなどをチェック表にし、事あるごとにふたりで確認するようにしました。また、メンバーへの連絡や呼びかけをこれまで以上に積極的に行うようにし、メンバーのお金に対する意識を高くさせました。その結果、これまで1円の誤差もなくお金を管理することができ、メンバーからの徴収漏れもありませんでした。この経理担当の経験は、社会に出ても役に立つと思っています。AFTER私の強みは、物事をミスなく正確に行うところです。特に数字には強いと自負しています。大学でスノーボードのサークルに所属しており、経理担当として約8 0名のメンバーのサークル費や合宿費などを、私を含めたふたりだけで管理しています。お金に関することなので、些細なミスも許されません。私たちは間違えやすいポイントや抜け漏れが発生しやすい業務を全て細かく書き出し、オリジナルのチェック表を作成。事あるごとにふたりで確認することで、正確性に万全を期しました。その結果、これまで1円の誤差もなく管理することができ、メンバーからも「信頼できる」とよく言ってもらえます。この正確に物事に取り組む姿勢を仕事にも生かし、業務を確実に行っていきたいと思います。● 強みとエピソードがマッチしている● 1文が短くなり読みやすくなった(全体を通して)● 客観的な評価があることが分かるOKPOINT

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